百姓母ちゃんの悩み
2010.10.25
【カブのグリル ポン酢かけ】
百姓母ちゃんは悩んでいます。かれこれ嫁に来た10年来、続いている悩みなんだけど、そろそろ自分らしく行動しようかと。
実は、義父とのまかない分担のこと。
うちは基本的に朝・昼のご飯は義父の分も作り、みんなで食卓を囲む。夕飯は義父は独りで酒の肴作って晩酌するので、私ら夫婦と子供のみの食卓。しかし、出荷作業に忙しい、火曜日と金曜日の昼は、義父が作ってくれる。
台所に立つヒマもない出荷の日は、それは助かります。「はい、昼にします!」といえば、義父が全部食卓を作ってくれるのですから・・・。
しかし、最近義父も高齢になり、台所仕事が大変になってきたのは傍目にもわかる。
それでも、義父は、食にかけては厳然としたコダワリがあり、作るとなると手を抜かない。
毎回美味しい料理を作ってくれるのはありがたいのだけれども、午前中一杯時間をかけて、必死に昼食を用意する姿は、どうも見ていて心苦しいし、昼に○○の野菜を使いたいのにないと不機嫌になられたり、こちらも心境穏やかでなくなる。
また、義父の作る食事が、私たちのしたい食事とあまりにもかけはなれているところが気になる。
義父は、必ず肉か魚がなければ、栄養を摂れないと思っていて、ボリューム満点のしょうが焼きや魚の煮付け、とんかつ・アサリのスパゲティなど、あらゆるメインディッシュを作る。野菜は副菜として使う。
わたしは、どちらかというと、肉や魚は最小限にして、穀物と野菜・豆主体の食事をしたいと思っている。それは長年野菜主体の食事をしてきて、体がよろこんでいると感じるし、身近で作られた、身元の分かる食材をできるだけ食べたい、子どもたちにも食べさせたい、と思うからだ。特に、子供は、肉や魚の濃い味わいを知ってしまうと、他のものを食べなくなるが、まだ小さいうちだからこそ、穀物や野菜の自然な甘みや味を感じて欲しいと思う。
義父の考えと親の考えが違うので、子供たちはよく板ばさみになる。あまり食のすすまない子供に対して、私が
ご飯に味噌汁だけの食事ですまそうとすると、「卵食べろ。魚食え。」の命令が飛んでくる。夫は「全部食べなさい。」と命令する。私は「じゃあ、これだけ食べちゃおうね。」と妥協する。
こんな食卓が毎日続いています。
世代間のギャップは話しても埋まらないことも多いけれど、義父の思いをくみ取りながらも、私達家族の食卓は、穀物菜食+ちょっぴり魚・肉程度に変えてゆきたいなあ。子供たちの体のことを思う。せめて、義父に昼食作りの負担(本人が喜びに感じているのなら話は別ですが・・・)を外して、私がおにぎりなどの簡単昼食で対応して、あとは私たちの好きな料理を作って食べ、義父は義父の好きなものを作れるうちは作って食べてもらう方が、お互いいいでしょう。食って生き方にも関係することだから、一朝一夕には変えられないけれど、だからこそ本当にそうしたいのなら、行動してみようかなあと思う百姓母ちゃんでした。