8月16日の野菜セット

沢山のおひさまの光を浴びてぐんぐん伸びて大きくなった夏野菜達が、今最盛期の花盛りを迎えています。日が段々と秋に向かって短くなるのを察知するかのように、実を付けるのを急ぐかのようです。根茎が発達し、うまく育った苗はこの暑さにも負けずに実をつけますが、いまいちの苗はバテてしまいこじれてしまうものもあります。
今日の野菜セットは、暑さで大爆発中の枝豆・トマト・ナス類を中心に、少し多めのお届けになります。農園では13・14日の2日間をお盆休みとしましたが、野菜類は毎日なるので、朝の収穫だけはしていました。雨も降らない中でこの暑さに耐えて、たわわに実をつけてくれる野菜達には感謝とともに、収穫にうんざりしてしまうのも実情です(――〆)3日間で採れた野菜はコンテナ10箱分にもおよび、全て裏山の洞穴式保冷庫に貯蔵し、会員のみなさん・水戸の蔵矢さんなどに配送します。
そして、今年はこうして採れ過ぎた野菜類を、できる限り被災地に送ることもしています。6月頃より友人がうまく仲介先を見つけてくれて、そこに直接宅急便で送っています。南相馬市と大槌町の2か所の配給所で使ってもらっています。先日そのボランティアの方から手紙が届きました。（下記参照）
幸いにも私達は農の営みを続けることができる。そのことの重さに改めて生きがいをもらう、野菜を通しての出会いでした。（み）

本日お届けする野菜

• ネギ
• 枝豆
• ジャガイモまたはミニかぼちゃ
• こどもピーマン
• 万願寺とうがらし
• ミニトマト
• トマト
• キュウリ
• ナス・・・長―イひもナスか西洋ナスも入ります。
• モロヘイヤ
• ゴーヤ
• オクラ
• インゲン

南相馬からのお便り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



　はじめまして。私の住んでいるところは原発より20㎞のバリケードより200ｍのところです。国道6号を仙台から東京に向ってきますと、私の家を通り越してすぐバリケードです。この辺りは田んぼや畑が沢山ありますが、何も作ることができません。港もこわれて船も流され魚も採ることができません。大手の会社は閉店し失業者があふれています。学校は小中高共に遠くの学校までバスで通い、高校生・大学生・汽車通勤の方々は汽車が動かないので仙台・東京などにアパートを借りて生活、家族がバラバラになっております。病院は入院が出来ないため、病気になったら大変なことなのです。救急車で隣町へ。

このような状況で、復興など有りえるでしょうか？

まずは原発が何とかならないことには前には進めません。毎日放射線量の値を気にしながらの生活です。

このような時に皆様よりいただく心ずくしが何よりの励みになります。感謝感謝の気持ちでいっぱいです。これからも私達は古里を守り頑張って行きたいと思っておりますので、今後ともご支援のほどよろしくお願い申し上げます。皆様におきましては、お体に気をつけてお暮らし下さいませ。有難うございました。