加茂先生ありがとう。
2011.9.9
今朝新聞を読んでいたら、朝日の茨城面に十王の加茂助産院の記事が出ていた。うちの長女が出産でお世話になった助産院。院長の加茂先生は81歳。大震災の揺れの最中にも妊婦さんから離れずに、無事に赤ちゃんを取り上げられた。現在まで、約5000人の赤ちゃんを取り上げた先生が引退された。さみしい気持ちでいっぱいだ。
初めてのお産で不安いっぱいだった僕たちに、先生はお産の素晴らしさや、日常生活の心がけまで、親切に、時には厳しく教えてくださった。自然分娩なので、当然危険が伴う。そのためには、日常の食生活と体調管理がとても大切だと教えていただいた。また、命を預かる職業に対する誇りと覚悟が体全体からにじみ出ているようで、助産院に伺うといつも何だか静かな気分になれたものである。その気持ちは、僕が小さいころに通っていたプロテスタントの小さな教会のホールに入った時と同じようで、先生が聖母マリア様のように見えたものである。しかし時には茨城弁で冗談を飛ばして僕たちを和ませてくれるおちゃめな方でもあった。
助産院でのお産は、生き物としての人間にとって本来あるべきお産って、きっとこうなんだ!という気づきの体験だった。どこかで僕たちが求めている、本来あるべき農業、生き物としての作物の生命力を最大限に引き出す農法ともつながっているような気がした。もっともうちは先生の足元にも及ばない未熟者ですが・・・・・
その後、妻は二人の子供を自宅出産して、その際には加茂助産院から独立された水戸のみどりご助産院さんにお世話になった。先生が引退されるのはさみしいけれど、その意志は確実に受け継がれていると思う。願わくば、各地に助産院があって、地域のお母さんたちが安心して自然分娩ができる環境が整ってほしいものである。助産院での自然分娩が、一部の人がする特殊なお産のままでいるのはもったいないと思う父ちゃんである。
加茂先生、大変お世話になりました。長い間お疲れ様でした。ありがとうございます。
初めてのお産で不安いっぱいだった僕たちに、先生はお産の素晴らしさや、日常生活の心がけまで、親切に、時には厳しく教えてくださった。自然分娩なので、当然危険が伴う。そのためには、日常の食生活と体調管理がとても大切だと教えていただいた。また、命を預かる職業に対する誇りと覚悟が体全体からにじみ出ているようで、助産院に伺うといつも何だか静かな気分になれたものである。その気持ちは、僕が小さいころに通っていたプロテスタントの小さな教会のホールに入った時と同じようで、先生が聖母マリア様のように見えたものである。しかし時には茨城弁で冗談を飛ばして僕たちを和ませてくれるおちゃめな方でもあった。
助産院でのお産は、生き物としての人間にとって本来あるべきお産って、きっとこうなんだ!という気づきの体験だった。どこかで僕たちが求めている、本来あるべき農業、生き物としての作物の生命力を最大限に引き出す農法ともつながっているような気がした。もっともうちは先生の足元にも及ばない未熟者ですが・・・・・
その後、妻は二人の子供を自宅出産して、その際には加茂助産院から独立された水戸のみどりご助産院さんにお世話になった。先生が引退されるのはさみしいけれど、その意志は確実に受け継がれていると思う。願わくば、各地に助産院があって、地域のお母さんたちが安心して自然分娩ができる環境が整ってほしいものである。助産院での自然分娩が、一部の人がする特殊なお産のままでいるのはもったいないと思う父ちゃんである。
加茂先生、大変お世話になりました。長い間お疲れ様でした。ありがとうございます。