無被覆は怖いけど
2011.9.18
昨日運動会で仕事しなかったので、今日は朝から仕事。
今週は天気悪いみたいだし、稲刈りもやりたいところだけど、残暑で定植ものがたまっていたので、そいつらを一気に片づけた。
レタスの3回目をマルチに植えて(by かあちゃん)、最後のブロッコリーを植えて(by ひっぱり君)、最後の白菜を植えつけて(by みんな)、ついでに冬穫りの大根やらカブやらに管理機を入れました。
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向かって右から、冬どりの色大根各種、青首大根、大カブ、赤カブ、今日植えた白菜君。
太陽熱処理の畑はとっくに使い果たしているので、ここはじゃがいもの跡地。9月6日播きの色大根から無被覆である。
その後、11日に貯蔵用の青首大根とカブ類を播いて、今日貯蔵用の白菜定植という流れ。
さっそく、6日播きの色大根にダイコンサルハムシが付いている。播いてからの残暑が強烈だったので先が思いやられるわ・・・・去年の流れで行くとこの後ダイコンシンクイムシが出て、仕上げにハスモンヨトウの大発生に至るという、秋の害虫御三家 魅惑のフルコース デザートにカブラハバチの幼虫付きという、もう何だか地獄の3丁目的な状況に突入していってしまうのだが、今年はどうだろうか・・・・・
例年であれば、色大根を播く時期からの虫は、作物が元気ならば負けることはない。でも今年は不安である。なぜかって、この暑さで害虫の活動が盛んなのはもちろんだが、今年から葉物類やキャベツ類を防虫ネットで完全被覆したので、正々堂々の路地無被覆栽培は今回が初めてだから。今日も祈るような気持ちで管理機で土寄せした。
折しも、2回目のキャベツ・ブロッコリー・カリフラワー・ロマネスコなどの畑を見回ったら、孵化したばかりのハスモンヨトウの幼虫群を大量捕獲。葉っぱごとちぎってコンテナに入れて持ち帰り、ニワトリコッコちゃんにくれてやった。たった10羽のコッコに数千匹の芋虫付きキャベツの葉っぱ。彼女たちの今夜のディナーは最高だたはずである。
ここまで虫におびえるのは何とも癪な話だけど、私は農薬は使いたくないのでね。別に農薬が人体に毒だと言うつもりはない。最近の農薬は制度的にもしっかりリスク管理さえていて、適正に使用されていれば人体には無害である(と言われている)。しかし人間以外の生態系、害虫以外の小さな虫たちや、微生物、川や海の生き物たちへの影響はどうなのか?最近有機リン系に代わって普及してきたネオニコチノイド系の殺虫剤によるミツバチの大量死などはよい例かもしれない。予防原則で使用禁止にしている国も多い中、日本はEUに比べて極端にゆるい残留基準値のまま普及している。
環境影響評価というのは非常に難しいはずなのだ。何故なら人類の科学ははまだ自然のごく一部しか認識できていないのだから。
話がそれてしまった。
いずれにせよ、残暑が厳しい秋の露地栽培は難しい。来年は当面の打開策として太陽熱&防虫ネットの面積をさらに増やすつもり。もちろん無被覆がいいに決まっている。でも無肥料にしたり、自然農法にしたり、不耕起栽培にすれば虫は付かないなどという夢のような話に付き合う気にもなれないし、何より慣行農法の方々にも説得力がある技術じゃないと意味がないと思うのだ。
朝露がみずみずしいツユクサの群落
今週は天気悪いみたいだし、稲刈りもやりたいところだけど、残暑で定植ものがたまっていたので、そいつらを一気に片づけた。
レタスの3回目をマルチに植えて(by かあちゃん)、最後のブロッコリーを植えて(by ひっぱり君)、最後の白菜を植えつけて(by みんな)、ついでに冬穫りの大根やらカブやらに管理機を入れました。
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向かって右から、冬どりの色大根各種、青首大根、大カブ、赤カブ、今日植えた白菜君。
太陽熱処理の畑はとっくに使い果たしているので、ここはじゃがいもの跡地。9月6日播きの色大根から無被覆である。
その後、11日に貯蔵用の青首大根とカブ類を播いて、今日貯蔵用の白菜定植という流れ。
さっそく、6日播きの色大根にダイコンサルハムシが付いている。播いてからの残暑が強烈だったので先が思いやられるわ・・・・去年の流れで行くとこの後ダイコンシンクイムシが出て、仕上げにハスモンヨトウの大発生に至るという、秋の害虫御三家 魅惑のフルコース デザートにカブラハバチの幼虫付きという、もう何だか地獄の3丁目的な状況に突入していってしまうのだが、今年はどうだろうか・・・・・
例年であれば、色大根を播く時期からの虫は、作物が元気ならば負けることはない。でも今年は不安である。なぜかって、この暑さで害虫の活動が盛んなのはもちろんだが、今年から葉物類やキャベツ類を防虫ネットで完全被覆したので、正々堂々の路地無被覆栽培は今回が初めてだから。今日も祈るような気持ちで管理機で土寄せした。
折しも、2回目のキャベツ・ブロッコリー・カリフラワー・ロマネスコなどの畑を見回ったら、孵化したばかりのハスモンヨトウの幼虫群を大量捕獲。葉っぱごとちぎってコンテナに入れて持ち帰り、ニワトリコッコちゃんにくれてやった。たった10羽のコッコに数千匹の芋虫付きキャベツの葉っぱ。彼女たちの今夜のディナーは最高だたはずである。
ここまで虫におびえるのは何とも癪な話だけど、私は農薬は使いたくないのでね。別に農薬が人体に毒だと言うつもりはない。最近の農薬は制度的にもしっかりリスク管理さえていて、適正に使用されていれば人体には無害である(と言われている)。しかし人間以外の生態系、害虫以外の小さな虫たちや、微生物、川や海の生き物たちへの影響はどうなのか?最近有機リン系に代わって普及してきたネオニコチノイド系の殺虫剤によるミツバチの大量死などはよい例かもしれない。予防原則で使用禁止にしている国も多い中、日本はEUに比べて極端にゆるい残留基準値のまま普及している。
環境影響評価というのは非常に難しいはずなのだ。何故なら人類の科学ははまだ自然のごく一部しか認識できていないのだから。
話がそれてしまった。
いずれにせよ、残暑が厳しい秋の露地栽培は難しい。来年は当面の打開策として太陽熱&防虫ネットの面積をさらに増やすつもり。もちろん無被覆がいいに決まっている。でも無肥料にしたり、自然農法にしたり、不耕起栽培にすれば虫は付かないなどという夢のような話に付き合う気にもなれないし、何より慣行農法の方々にも説得力がある技術じゃないと意味がないと思うのだ。
朝露がみずみずしいツユクサの群落