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ホーム » ブログ » 百姓の目線 » なかなかすごかった試食会

なかなかすごかった試食会

2012.1.16
妻が「里美ふるさと振興公社」の評議員を拝命している関係で、JAの直売所わきという一等地にある「レストラン里美」の営業再開に伴う試食会に招かれました。レストラン里美はもと観光案内所だった建物を使って、過去数年の間に、最初は里美牛レストラン、次はイタリアンレストランとして営業し、いずれも補助金を使いながらも短命に終わっています。

もうさすがに懲りただろう。当面の間は営業再開はないだろうと思っていた矢先の試食会でした。それも開店は明日!
何のための試食会なのでしょうか?明日開店なら今さら意見しても・・・と、まず疑問1.

案内状の文章を転載すれば、
「料理は、地産旬食をテーマに、四季折々の里美産の美味しい食材を活用したビーフシチュー、タンシチュー、テールシチュー等を中心に、有機野菜のサラダ、スイーツ類、サザコーヒー等の飲み物を提供してゆく予定であります。」
え~と、地産旬食のテーマでなぜテールシチューなんでしょうか?疑問2

ちなみに料理は水戸の某レストランのシェフの監修だそうです。
サラダ(トマト・きゅうり・わさび菜)、シチュー(ОGビーフ、冷凍ブロッコリー、うちの人参とジャガイモ)、小さなパンが一つで2000円也。他にスイーツ、コーヒーなど。あえて写真は載せません。
この料理を食べに遠路はるばるガソリンを燃やして里美まで来る方がいるのでしょうか?疑問3

まして、村の住人が2000円のランチを食べに来るかなあ?ターゲットは誰ですか?疑問4

今回は、地域おこし協力隊が、地元のお母さんから教わった郷土料理を組み合わせた「里美御膳」が計画されているそうですが、このメニューの完成にはもう少し時間がかかるそうで、試食できず。
え?じゃあ、なぜ今日のメニューだけで開店するの?本気でメニューをもんだのでしょうか?疑問5

その他の疑問
6 ・田舎で成功する外食事業について真剣に研究しているのか?
7 ・前2回の反省を今回の店舗にどう活かしたのか?
8 ・前2回の取り組みの遺産としての人材は育ったのか?
9 ・そもそも振興公社に経営理念があるのか?
10・責任者はだれで、意思決定のシステムはどう機能しているのか?

最後に「すごい!」と感動したのが、試食会と称して、僕たち以外は市の上役も含めてそうそうたる面々を集めておきながら、意見をぶつけ合うでもなく、アンケートを取るでもなく、食べ終わると皆さんはそそくさと解散。小耳にはさんだ帰り際のあいさつは「いや~おいしかったです!」(笑)
これはもはや「ジョーク」と思うしかない。と、妻と話して自分を納得させました。
おそらく、経営主体が劇的に変わらない限りこのジョークは延々と続くのでしょう。
なかなかすごいです。

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