暮らしの中の原発反対
2012.5.19
今目の前にあることを一生懸命やっていれば、道は開ける。
でも、原発に関しては、こんな当たり前の人間の営みが、無視しされ、奪い去られてゆくのをただ皆黙認しているんじゃないか?
ひとたび事故が起これば取り返しのつかないことになることを露呈した福島原発事故。
事故によって家を追われ、故郷を奪われた人々の人生は、補償もされず、今も先が見えない渦中にある。
山口県、祝島。自然の恩恵を受けて漁業と農業で暮らしていた村に、突如現れた原発建設計画。
反対運動は30年続いている。
議会が住民の反対を無視して建設会社の入札の採決をとるとき、「自分たちの生きる権利が奪われるのなら、せめてどんなふうに奪われてゆくのかを見る権利はある。」と泣きながら議会傍聴を訴える若者。
電力会社からの保障金も断り、自分たちの力で、この島で生きてゆこうとしている村民たち。
今日東海村で上映された鎌仲ひとみ監督作品「ミツバチの羽音と地球の回転」。
私自身原発はいらないと思いながらも、何か行動するわけでもなく、ただ関心を寄せているだけだった。
自分の目の前のこと=農業を真面目に取り組み、この地域で自立してゆくこと=原発に依存しない社会を作ること。
そう思っていたけれど、やっぱりもう一歩踏み出して、自然エネルギーや地域経済の自立に関して、自分のできることもっとやってゆきたいと思った。
今まで原発反対!なんていうと社会で右翼だとか共産党だとか活動家だとかレッテルを貼られるような風潮があったのは確か。
でも祝島の人たちは、生活の中から普通の視点で、自分たちの暮らしを守るために原発反対運動をしている。
島以外のひとが運動を応援していると、「悪いねえ、わしらの島のことなのに…」と申し訳なさそうに言う。
みな漁や農作業で日々忙しい中、毎週末の原発反対デモにはみな勢揃い。行動する日は自分たちの仕事の手を休めて、島のためにみんなで自腹をきって町に行ってデモをやり、建設会社が工事できないように阻止行動をする。
立場は違うけれど、自分たちの生きる場所にある大切なものを知っていて、それを守るためにまっすぐに行動している。
すごいなあ。
見ながらなぜか涙が流れた。こんなに一生けん命やっても報われないことってあるのかと。
原発はやはりすべてを奪って成り立っているもの。
再稼働なんてありえない。
選択肢を他人任せにするんじゃなく、じゃあ原発を稼働しないでも暮らしてゆける術はあるの?っていう問いに対して、すぐに「YES!」といえるような活動をして行きたいな。
世の中まかり通らないこともあるけれど、人とのつながりがきっと解決してゆける道はあると思う。
やっぱり、脱原発。エネルギーシフト。一生のテーマとして考えてゆこう。(みき)
でも、原発に関しては、こんな当たり前の人間の営みが、無視しされ、奪い去られてゆくのをただ皆黙認しているんじゃないか?
ひとたび事故が起これば取り返しのつかないことになることを露呈した福島原発事故。
事故によって家を追われ、故郷を奪われた人々の人生は、補償もされず、今も先が見えない渦中にある。
山口県、祝島。自然の恩恵を受けて漁業と農業で暮らしていた村に、突如現れた原発建設計画。
反対運動は30年続いている。
議会が住民の反対を無視して建設会社の入札の採決をとるとき、「自分たちの生きる権利が奪われるのなら、せめてどんなふうに奪われてゆくのかを見る権利はある。」と泣きながら議会傍聴を訴える若者。
電力会社からの保障金も断り、自分たちの力で、この島で生きてゆこうとしている村民たち。
今日東海村で上映された鎌仲ひとみ監督作品「ミツバチの羽音と地球の回転」。
私自身原発はいらないと思いながらも、何か行動するわけでもなく、ただ関心を寄せているだけだった。
自分の目の前のこと=農業を真面目に取り組み、この地域で自立してゆくこと=原発に依存しない社会を作ること。
そう思っていたけれど、やっぱりもう一歩踏み出して、自然エネルギーや地域経済の自立に関して、自分のできることもっとやってゆきたいと思った。
今まで原発反対!なんていうと社会で右翼だとか共産党だとか活動家だとかレッテルを貼られるような風潮があったのは確か。
でも祝島の人たちは、生活の中から普通の視点で、自分たちの暮らしを守るために原発反対運動をしている。
島以外のひとが運動を応援していると、「悪いねえ、わしらの島のことなのに…」と申し訳なさそうに言う。
みな漁や農作業で日々忙しい中、毎週末の原発反対デモにはみな勢揃い。行動する日は自分たちの仕事の手を休めて、島のためにみんなで自腹をきって町に行ってデモをやり、建設会社が工事できないように阻止行動をする。
立場は違うけれど、自分たちの生きる場所にある大切なものを知っていて、それを守るためにまっすぐに行動している。
すごいなあ。
見ながらなぜか涙が流れた。こんなに一生けん命やっても報われないことってあるのかと。
原発はやはりすべてを奪って成り立っているもの。
再稼働なんてありえない。
選択肢を他人任せにするんじゃなく、じゃあ原発を稼働しないでも暮らしてゆける術はあるの?っていう問いに対して、すぐに「YES!」といえるような活動をして行きたいな。
世の中まかり通らないこともあるけれど、人とのつながりがきっと解決してゆける道はあると思う。
やっぱり、脱原発。エネルギーシフト。一生のテーマとして考えてゆこう。(みき)