トンネルを抜けたのか・・・
2012.9.22
ここ数日でたっぷり雨も降り、一気に秋めいてきました。
あの暑き乾燥の日々がウソのように空気もしっとりと落ち着いてきました。
夜は虫の音が大きく、昼のセミの声はパタリと聞かなくなりました。
今週の仕事を振り返ってみます。
玉ねぎ播き。今年は種の到着が遅れて、直播です。初めてなのでドキドキです。
ここは転作田なので、うね立てしています。
写真では3ベットですが、90メートル×4・5ベット播きました。
ねぎの追肥と土寄せ。
夏の間、高温乾燥で苦しそうだったねぎが元気づいてきました。
早速追肥してしっかり土寄せをば。
これから君たちの季節なんで頼むぜよ!
冬越しの囲い用白菜の植え付け。月曜日に砂漠のようだった畑に植えました。(by母ちゃん)
カラスにいくつかつつかれたけど、週後半の雨で根付いて、ググッと伸び始めました。
同じく冬越しの大根・カブ類。
先週のカラカラサバンナ畑にヤケクソ播きしましたが、元気に出てくれました。
白菜同様、無被覆なので虫が心配ですが、例年ならいける・・・ハズ。
草の管理も管理機1回だけでいける・・・ハズ。
こちらは人参4番手。冬越し用8/6日播き。
ここは奥半分が春先まで篤農ばあちゃんが慣行で丹精していました。
9月半ばまで、手前の僕が丹精してきた?畑より、奥の生育が断然よく、
「10数年有機で土作ってもそんなもんかい!ばあちゃんに負けたぜ!」
と、衝撃を受けてました。でもここ数日で有機区が一気に盛り返してきて、一安心。
この現象は、これからよく考察してみるつもり。
こちらは、葉物やこかぶを播いたところです。
防虫ネットで被覆するのも、今日でおしまい。
思えば長きトンネルの日々だった・・・・(笑)
最後にトンネルについて。
ビニールにしろ、ネットにしろ、生育が早まりますが、
日光が10%くらい遮られるので、無被覆露地栽培に比べて葉が薄く、栄養価も劣ります。
従って、収穫よりも一定期間前に被覆をはがして〆てやるほうが美味しく丈夫になります。
「寒じめ法蓮草」などはその一例です。
始めから被覆なしで育てられればそれに越したことはありません。
しかし、それではせっかく植えた野菜も害虫の餌食です。
そこで、夏の高温期は農薬をかける代わりにアブラナ科などはネットで被覆するのです。
しかし、それでもまだ万全ではありません。
一旦トンネル内に害虫が侵入すると、そこは天敵などがいない天国です。
爆発的に世代交代して増殖しちゃったりします。数年前の写真・・・
ここでネットをはがしたら、大量のモンシロチョウが周辺の田畑に拡散し、
私は二度とこの地で農業を営めなくなるでしょう・・・・・村八分(笑)
そんなこんなで、様々な矛盾を抱えながらも、「次善の策」としてネットを使っています。
いつの日か技術を磨いて、夏の灼熱の太陽の元、
虫にも乾燥にも負けない野菜を被覆なしで作ってみたいと思っています。
あの暑き乾燥の日々がウソのように空気もしっとりと落ち着いてきました。
夜は虫の音が大きく、昼のセミの声はパタリと聞かなくなりました。
今週の仕事を振り返ってみます。
玉ねぎ播き。今年は種の到着が遅れて、直播です。初めてなのでドキドキです。
ここは転作田なので、うね立てしています。
写真では3ベットですが、90メートル×4・5ベット播きました。
ねぎの追肥と土寄せ。
夏の間、高温乾燥で苦しそうだったねぎが元気づいてきました。
早速追肥してしっかり土寄せをば。
これから君たちの季節なんで頼むぜよ!
冬越しの囲い用白菜の植え付け。月曜日に砂漠のようだった畑に植えました。(by母ちゃん)
カラスにいくつかつつかれたけど、週後半の雨で根付いて、ググッと伸び始めました。
同じく冬越しの大根・カブ類。
先週のカラカラサバンナ畑にヤケクソ播きしましたが、元気に出てくれました。
白菜同様、無被覆なので虫が心配ですが、例年ならいける・・・ハズ。
草の管理も管理機1回だけでいける・・・ハズ。
こちらは人参4番手。冬越し用8/6日播き。
ここは奥半分が春先まで篤農ばあちゃんが慣行で丹精していました。
9月半ばまで、手前の僕が丹精してきた?畑より、奥の生育が断然よく、
「10数年有機で土作ってもそんなもんかい!ばあちゃんに負けたぜ!」
と、衝撃を受けてました。でもここ数日で有機区が一気に盛り返してきて、一安心。
この現象は、これからよく考察してみるつもり。
こちらは、葉物やこかぶを播いたところです。
防虫ネットで被覆するのも、今日でおしまい。
思えば長きトンネルの日々だった・・・・(笑)
最後にトンネルについて。
ビニールにしろ、ネットにしろ、生育が早まりますが、
日光が10%くらい遮られるので、無被覆露地栽培に比べて葉が薄く、栄養価も劣ります。
従って、収穫よりも一定期間前に被覆をはがして〆てやるほうが美味しく丈夫になります。
「寒じめ法蓮草」などはその一例です。
始めから被覆なしで育てられればそれに越したことはありません。
しかし、それではせっかく植えた野菜も害虫の餌食です。
そこで、夏の高温期は農薬をかける代わりにアブラナ科などはネットで被覆するのです。
しかし、それでもまだ万全ではありません。
一旦トンネル内に害虫が侵入すると、そこは天敵などがいない天国です。
爆発的に世代交代して増殖しちゃったりします。数年前の写真・・・
ここでネットをはがしたら、大量のモンシロチョウが周辺の田畑に拡散し、
私は二度とこの地で農業を営めなくなるでしょう・・・・・村八分(笑)
そんなこんなで、様々な矛盾を抱えながらも、「次善の策」としてネットを使っています。
いつの日か技術を磨いて、夏の灼熱の太陽の元、
虫にも乾燥にも負けない野菜を被覆なしで作ってみたいと思っています。