一年が始まりました!
2013.1.8
一週間のお正月休みもあっという間に過ぎ去り、今週からごそごそと始動した木の里農園です。
お正月には東京にいる弟(写真真ん中)も来てくれました。
そして今日は初出荷!
いつものことながら、特別の感慨があり、また緊張します。
夫婦でお便りに挨拶を書きました。
口裏を合わせたわけでもないのに珍しく似たことを書いているので以下に転載(笑)
厳寒の中新しい年を迎えました。今年も良い作物作りと農的暮らしの充実を目指して、ゆっくりと着実に、自分たちらしく歩いてゆきたいと思いながら、静かな正月を過ごしました。今年のテーマは「一期一会」。昨日出荷のため大根を土から掘り起こしたり、小松菜を畑で切ってそうじしながら、「出荷するのは40件分の小松菜と大根だけれども、ひとり一人に届くのは、一束の小松菜とひとつの大根。」だと思いました。そしていつもより少し丁寧に大根の土を落としました。農の道はおおらかで自由な反面、忙しく厳しいことも沢山あります。作業に追われていると、つい心を失いがちになるときもしばしばあります。しかしそんなときほど、出会った人、出会った野菜との一瞬一瞬を大切に、すべてはつながっていることを忘れずに、日々過ごしてゆきたいなあと思いました。まだまだ至らないことばかりの私たちですが、みなさんとダイレクトにつながれることが何よりの農園生活です。今年もいろいろとお世話になりますが、よろしくご指導ご鞭撻お願いします。(美)
新年あけましておめでとうございます。今年は寒い冬で畑の土も年末から凍ったままです。野菜類も寒そうですが、負けずに元気に育っています。味のほうも濃縮されてきていて、1年で一番濃い時期を迎えました。作物は寒いからと言って温かいところへ逃げ込んだりできません。同じ場所でじっと春が来るのを待ち続けています。私たちも彼らのエネルギーを頂きながら元気に冬を越してゆきたいものですね。年末の総選挙も終わり、数年ぶりの自民党政権が復活しました。首相はアベノミクスを掲げて公共事業などの充実を図るようです。田舎ではこのような動きを歓迎する声を耳にします。しかし本当にそれでよいのでしょうか?高度成長期を補助金漬けにされてほどほどに発展してきた日本の地方。人口が減るこれからは、そんな時代に戻ることは不可能です。中央のお金を期待するのではなく、地方でお金を生み出してゆく。そんな時代に変えてゆきたいものです。私たちの農業もしかりです。コンクリートでなく、土の価値を見直してゆくために、一歩ずつ努力してゆこうと思います。私たちの農園は本当に小さな農園です。そんな私たちができること、それは野菜を買ってくださる皆さんの身近にあり続けることだと思います。畑の土の延長に皆様の食卓があります。私たちの日々は野菜を介して皆様の日々とつながっているわけで、それが私達の喜びであり励みです。そんなことを考えている新年です。今年もどうぞよろしくお願いいたします。 (大)
お正月には東京にいる弟(写真真ん中)も来てくれました。
そして今日は初出荷!
いつものことながら、特別の感慨があり、また緊張します。
夫婦でお便りに挨拶を書きました。
口裏を合わせたわけでもないのに珍しく似たことを書いているので以下に転載(笑)
厳寒の中新しい年を迎えました。今年も良い作物作りと農的暮らしの充実を目指して、ゆっくりと着実に、自分たちらしく歩いてゆきたいと思いながら、静かな正月を過ごしました。今年のテーマは「一期一会」。昨日出荷のため大根を土から掘り起こしたり、小松菜を畑で切ってそうじしながら、「出荷するのは40件分の小松菜と大根だけれども、ひとり一人に届くのは、一束の小松菜とひとつの大根。」だと思いました。そしていつもより少し丁寧に大根の土を落としました。農の道はおおらかで自由な反面、忙しく厳しいことも沢山あります。作業に追われていると、つい心を失いがちになるときもしばしばあります。しかしそんなときほど、出会った人、出会った野菜との一瞬一瞬を大切に、すべてはつながっていることを忘れずに、日々過ごしてゆきたいなあと思いました。まだまだ至らないことばかりの私たちですが、みなさんとダイレクトにつながれることが何よりの農園生活です。今年もいろいろとお世話になりますが、よろしくご指導ご鞭撻お願いします。(美)
新年あけましておめでとうございます。今年は寒い冬で畑の土も年末から凍ったままです。野菜類も寒そうですが、負けずに元気に育っています。味のほうも濃縮されてきていて、1年で一番濃い時期を迎えました。作物は寒いからと言って温かいところへ逃げ込んだりできません。同じ場所でじっと春が来るのを待ち続けています。私たちも彼らのエネルギーを頂きながら元気に冬を越してゆきたいものですね。年末の総選挙も終わり、数年ぶりの自民党政権が復活しました。首相はアベノミクスを掲げて公共事業などの充実を図るようです。田舎ではこのような動きを歓迎する声を耳にします。しかし本当にそれでよいのでしょうか?高度成長期を補助金漬けにされてほどほどに発展してきた日本の地方。人口が減るこれからは、そんな時代に戻ることは不可能です。中央のお金を期待するのではなく、地方でお金を生み出してゆく。そんな時代に変えてゆきたいものです。私たちの農業もしかりです。コンクリートでなく、土の価値を見直してゆくために、一歩ずつ努力してゆこうと思います。私たちの農園は本当に小さな農園です。そんな私たちができること、それは野菜を買ってくださる皆さんの身近にあり続けることだと思います。畑の土の延長に皆様の食卓があります。私たちの日々は野菜を介して皆様の日々とつながっているわけで、それが私達の喜びであり励みです。そんなことを考えている新年です。今年もどうぞよろしくお願いいたします。 (大)