東風解凍
2015.2.8
というわけで、節分と立春も過ぎて、暦の上では新年、そして春です。 農業をしていると、やはり旧暦の方がしっくりくるね。12/31が大晦日だと、ほんっと年内が忙しすぎるし、1月に新春と言ってもまだ冬眠モードだし、日も短い。 その点、立春を過ぎてから新年となる暦は正に新春という感じがするし、日毎に早まる日の出時間は、さあ始めるぞ!という気分にさせてくれる。アジアの東端で四季がある島国に暮らす我々にはこの方が身の丈に合っているだろう。でも現在の暮らしではなかなかそんなことも忘れがち。せめてお届けする旬の野菜から四季の移ろいを感じてもらいたいと思う。
「東風解凍」~はるかぜこおりをとく~
立春を過ぎた今頃をこう呼ぶらしい。農園でも季節にあやかって節分と立春の日に種まき!いよいよ今年の育苗もスタート。これから毎週のように何かを播いたり植えたりが延々と11月まで続くわけで、いやはや気が遠くなるけど、育てた命を食べて暮らすっていうのは、つまりそういうことなんだよね。 ただ、僕達は育ててはいるけど、実際に育つのは作物自身なわけで、それも土・水・空気・太陽があるから。人間ができることはほんのわずかでしかない。そのほんのわずかなことをあれこれ思い悩むのが農家の浅知恵でありだいご味でもあり、わずかなことを間違ったり勘違いしたり。せめて今年は作物と、それを育ててくれる諸々への感謝の気持ちを忘れずにいたい。
そんなことを思う新春であります。
「東風解凍」~はるかぜこおりをとく~
立春を過ぎた今頃をこう呼ぶらしい。農園でも季節にあやかって節分と立春の日に種まき!いよいよ今年の育苗もスタート。これから毎週のように何かを播いたり植えたりが延々と11月まで続くわけで、いやはや気が遠くなるけど、育てた命を食べて暮らすっていうのは、つまりそういうことなんだよね。 ただ、僕達は育ててはいるけど、実際に育つのは作物自身なわけで、それも土・水・空気・太陽があるから。人間ができることはほんのわずかでしかない。そのほんのわずかなことをあれこれ思い悩むのが農家の浅知恵でありだいご味でもあり、わずかなことを間違ったり勘違いしたり。せめて今年は作物と、それを育ててくれる諸々への感謝の気持ちを忘れずにいたい。
そんなことを思う新春であります。