20年目の終わりに。
2017.12.30
寒さ厳しき年末を迎えていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
木の里農園では、昨日(29日)にすべての出荷を終えました。今日は田畑を借りている地主さんやお世話になっている地域の先輩方にあいさつ回りをします。あとは家周りや畑の片づけをして、2017年も暮れてゆくことになります。
今年も色んなことがありました。このウェブサイトでのブログ更新はすっかりご無沙汰してしまいましたが、農業を開始して20年目ということもあり、鼻息荒くスタートしたのがつい先日のようです。
本日、2017.12.30の朝焼け
終わってみれば、20年目らしいことはほとんど何もできず、ひたすらに日々の仕事をこなし続ける日々で、遠くを見る余裕すらなく、寝ては起きての繰り返しの中で364日目の朝を迎えました。
それでもこう思います。20年間、こうして働かせてもらえたのも、色んな方々とのつながりがあったからだなと。月並みではありますが、年を重ねるごとにこの思いは強くなるばかりです。
一方で、私たちが地域や農業に対して見つめる視点は大きく変化した1年でした。
身の回りでは、お世話になった方々や農家の大先輩が次々に引退されて、さみしくなるばかりです。木の里農園が撤退したら、間違いなく原野に帰ってしまうばかりだなと思われる場所がなんと増えてきたことか!このままでは10年、20年後にこの土地はどうなってしまうのでしょうか?ふとした不安が頭をよぎることもしばしばです。
しかし、しかしですよ。大先輩の志を引き継ぐのはいったい誰なのでしょうか?当然ながらそれは今そしてこれからも村に残って(さみしい表現)暮らしてゆく全員です。この村にやってきて20年間お世話になってきた木の里農園も、その末席に加えていただき、地域の一員として、農業分野の一部を担ってゆきたい、、、僭越ではありますが、今更ながらではありますが、その思いを強くしている年の瀬です。
いよいよ自分たちの世代の順番がやってきた!
勝手ながら、そう思っています。
布施、今ごろ遅せーよ!
という声が聞こえてきます。
確かに‼(笑)
でも、考えてみれば2011年の東日本大震災以来、私たちは農業経営者としてずっと脱皮を試み続けてきたような気がします。当たっては砕けての繰り返しのまま、気が付けば40代も半ばを過ぎました(笑)ずっとうまくゆかなかったのは、覚悟が足りなかったからかもしれないし、一方で色んな方々と出会って支えられて生かされて、順調に続けてこられたとも言えます。でも今はあえて振り返ることはせずに、来年からの私たち木の里農園が歩んで行く道程だけを考えていたい。
2017年、農園のはじめの20年が終わります。ひとことで表現すれば感謝しかありません。
2018年は、新たな気持ちで次の20年目を踏み出します。有機農業の原点を見つめながら、茨城県常陸太田市里美地区に生きる者として、たのしく働き続けられる農園を目指します。それは、働く喜びに満ちた地域農業を残してゆきたいから。。。そのために、共に働く仲間も少しずつ増やしてゆきたいです。でも山の中の小さな農園というスタイルは、多分これからも変わることはないです。だからこそできること、求められていること、そこを磨いてゆきます。
こんな私達ではありますが、1年間大変お世話になりました。ありがとうございました。
来年もお付き合い、応援の程、どうぞよろしくお願いいたします。
木の里農園では、昨日(29日)にすべての出荷を終えました。今日は田畑を借りている地主さんやお世話になっている地域の先輩方にあいさつ回りをします。あとは家周りや畑の片づけをして、2017年も暮れてゆくことになります。
今年も色んなことがありました。このウェブサイトでのブログ更新はすっかりご無沙汰してしまいましたが、農業を開始して20年目ということもあり、鼻息荒くスタートしたのがつい先日のようです。
本日、2017.12.30の朝焼け
終わってみれば、20年目らしいことはほとんど何もできず、ひたすらに日々の仕事をこなし続ける日々で、遠くを見る余裕すらなく、寝ては起きての繰り返しの中で364日目の朝を迎えました。
それでもこう思います。20年間、こうして働かせてもらえたのも、色んな方々とのつながりがあったからだなと。月並みではありますが、年を重ねるごとにこの思いは強くなるばかりです。
一方で、私たちが地域や農業に対して見つめる視点は大きく変化した1年でした。
身の回りでは、お世話になった方々や農家の大先輩が次々に引退されて、さみしくなるばかりです。木の里農園が撤退したら、間違いなく原野に帰ってしまうばかりだなと思われる場所がなんと増えてきたことか!このままでは10年、20年後にこの土地はどうなってしまうのでしょうか?ふとした不安が頭をよぎることもしばしばです。
しかし、しかしですよ。大先輩の志を引き継ぐのはいったい誰なのでしょうか?当然ながらそれは今そしてこれからも村に残って(さみしい表現)暮らしてゆく全員です。この村にやってきて20年間お世話になってきた木の里農園も、その末席に加えていただき、地域の一員として、農業分野の一部を担ってゆきたい、、、僭越ではありますが、今更ながらではありますが、その思いを強くしている年の瀬です。
いよいよ自分たちの世代の順番がやってきた!
勝手ながら、そう思っています。
布施、今ごろ遅せーよ!
という声が聞こえてきます。
確かに‼(笑)
でも、考えてみれば2011年の東日本大震災以来、私たちは農業経営者としてずっと脱皮を試み続けてきたような気がします。当たっては砕けての繰り返しのまま、気が付けば40代も半ばを過ぎました(笑)ずっとうまくゆかなかったのは、覚悟が足りなかったからかもしれないし、一方で色んな方々と出会って支えられて生かされて、順調に続けてこられたとも言えます。でも今はあえて振り返ることはせずに、来年からの私たち木の里農園が歩んで行く道程だけを考えていたい。
2017年、農園のはじめの20年が終わります。ひとことで表現すれば感謝しかありません。
2018年は、新たな気持ちで次の20年目を踏み出します。有機農業の原点を見つめながら、茨城県常陸太田市里美地区に生きる者として、たのしく働き続けられる農園を目指します。それは、働く喜びに満ちた地域農業を残してゆきたいから。。。そのために、共に働く仲間も少しずつ増やしてゆきたいです。でも山の中の小さな農園というスタイルは、多分これからも変わることはないです。だからこそできること、求められていること、そこを磨いてゆきます。
こんな私達ではありますが、1年間大変お世話になりました。ありがとうございました。
来年もお付き合い、応援の程、どうぞよろしくお願いいたします。