強がる農業

気が付けば11月です。この季節になると、1年間にわたり励んできた野良仕事の結果もあらかた見えてきて、実りゆく作物を眺めながら一喜一憂の今日この頃です。一方で、来年に向けての種まきや植え付けなど、冬が来る前にやること満載のひと月が始まりました。

今年もまあしかし極端なお天気でしたね。猛暑、長雨、台風、色々ありました。色々振り回されました。人に会うたびに、「今年は野菜大丈夫なの~?お天気もひどいし大変だよね⁈」って聞かれました。そのたびに「振り回されながらもしっかり対応するのが、農業のだいご味っす~!」と強がりつつ乗り越えてきました。まあ実際には全然対応しきれないのですがね。自然の力は偉大ですよ。

でも、秋の野菜は豊作です。人も野菜もよく頑張ってくれました。







畑ではさつまいも掘りが終わり、里芋掘りに取り掛かっています。そろそろ大豆の収穫も始まります。ちょっと変わったものとして、今年初めて「えごま」を育ててみました。村の先輩から苗を頂いたので、猛暑で干からびた畑の隅っこにダメもとで植えておいたんですね。しかし驚異の生命力でしっかり根付いて見事に実ってくれました。在来作物の生命力を痛感した次第。これから水洗いしてごみと選別して。。。色々手間がかかりますが、自家用の息抜きでのんびりやってみます。



そんなこんなで、収穫の秋は色々と作物の残渣が出ます。稲刈りをすれば稲わらやもみ殻、そばを刈ればそば殻や葉や茎の残渣(下の画像)などなど。それらを仕事の合間にせっせと集めて運んで堆肥場に集積しています。今年は農園史上最大級の山ができつつあります。これから冬になれば山に入って雑木林の落ち葉をさらって、出荷で出る野菜残渣もなんでも混ぜて発酵させて堆肥を作ってゆきます。この堆肥が土作りのベースになります。露地栽培の場合はしっかりした土を作ることが、近年の異常気象への最大の対抗手段になるのです。



というわけで、昨年は寒い秋で苦労しましたが、今年はリベンジできたかなと思います。しかし問題が。。。10月からずっと暖かすぎ!霜は降りましたが、今度は野菜の成長が進みすぎる心配に気をもみ始めた今日この頃。やはりお天気に振り回されるのは農業の宿命ですな。

それでも最後にもう一回、強がらせて下さい。その宿命と謙虚に向き合えるのが一次産業の幸福なのだと。


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