見学に行ってきた

水曜日の午後、最近知り合ったぶどう農家さんへ妻と2人で見学に行ってきた。
どうもいろんな人の話を聞いてるとモノスゴイ篤農家らしい。
大学の教授陣が教わりに来るらしい。中途半端な普及員は出入り禁止らしい（笑）
さらにそこの30歳そこそこの若旦那と話していると、どうも有機農家以上に有機的なことしてるような、、、、これは見学にお邪魔するしかないだろう！！ということで行ってきました。春友葡萄園。

いきなりぶどうの写真じゃなくてごめんなさい。このブログは生産過程の理解が目的なのでアシカラズ。
農園の高台にモミガラの山。軽トラ枠つき75台分。稲ワラ大量。若旦那が一人で集めたそうです。もう熱が出てます。これに山の落ち葉が加わります。手前の1年物の堆肥はまさに山の腐葉土の匂い。灌水システムが面白かった。上流の沢から水を引いて、その水圧だけでスプリンクラーを回していた。
これだけの堆肥を自作してる有機農家がどれだけいるだろうか、、、、
堆肥場から見たぶどう園の全景。手前が露地畑。奥が手作りのハウス群。

若旦那は若き育種家でもある。堂々とした物言いに自分の技術への自負があふれている。栽培してる品種数は150種類とか（汗）苗の葉っぱを見て「これは来年必ずいい実がなる」とか言われても私には理解不能（汗）育種の話になるとホモとかヘテロとか遺伝学用語が機関銃のように飛び出す（汗）そこに昨日ポリープの手術を受けて今日退院したばかりの親父さんがバリバリの仕事スタイルで登場（汗汗）新規就農ナメンナヨみたいな話を滔々と始められる（汗汗汗）
聞くところによると、ハウスは中古も含めて全て手作り。パートさんはいない。行政の補助金は一切受けない。機械類も古いものを大切に使っている。
失礼を承知で物置まで見せてもらってしまいました。

自分で工夫された数々の手道具を説明してくれる親父さんは楽しそうでした。
親父さんの言葉。
「金がなければ体を使え。体がダメなら頭を使え。頭がなければ体と金を使え」
百姓の原点だと思います。でも我々は1代ポッキリの新規就農者。四世代同居の農家さんとは自力が違いすぎます。足元にも及びません。でも逆に言えば僕達はこのような農家さんと張り合ってゆかなくちゃならないわけで（無理だけど）、、、、
やっぱり、新規就農ナメンナヨ、ですね。
ぶどう園の記事はこちらにもあります。隣町のおいしいコーヒー屋さんです。