うちの野菜は安いのか??
2010.11.11
最近周りの農家や研修生と野菜の値段の話をすることが多い。
するとどうやら、うちの野菜の単価は周囲の有機農家よりも安いらしい。
ということに気がついた。
う~む、最近の有機野菜はそんなに高いのか!!などと、浦島太郎的な感慨を持っているこの頃なのである。というか、話をしているとみなさん「なるべく高く売りたい」とお考えのよう。
僕は逆で「なるべく安く売りたい」と考えている。
何故か?
1・野菜はつまみ食い的に食べるものではない。
肉や魚の添え物ではないということ。
おいしい野菜をたっぷり食べてもらいたい。
2・有機野菜はお金持ちのためのものじゃない。
より多くの人に日常的に食べてもらいたい。
3・有機農業にはまだまだ技術改良(効率化)の余地がある。
4・自分が買える価格で売りたい。
などなど、、、、
もちろん、適正価格はあると思う。無限に安くしようとは思わない。
少なくとも大根一本は、缶ジュース1本よりも高くてしかるべきと思う。
それと経営努力としての「高く売る努力」まで否定しているわけではない。
たとえばキャベツを10アール(1反)栽培するとしよう。
4000本の苗を植えて、8割が収穫できて、それを200円で売ると反収は64万円。
経費半分として収益は約30万円。裏作を作れば平均反収は50万円を超える。
1町歩作付して回転をあげれば、年収500万円くらいは稼げることになる。
しかしだ。思うに、私も含めた有機農家にとって、植えたものの8割収穫は現状ではかなり高いハードルである。そこでロスによる収入減を単価によって穴埋めしているのが現状ではないか。
だから、逆に言えば技術を磨いてロスを減らせばそこそこの価格で勝負できるんじゃないだろうか。
僕らはそこにこそ力を注ぐべき!ではないだろうか?
今後、TPPなどで日本はもっと開かれて農産物の値段は下がると思う。
そもそも政府が今後激減するであろう日本の農家に食料供給を本気で期待しているとも思えない。
したがって日本の市場には農薬漬けの外国産野菜があふれることになるだろう。
だから今僕らがするべきことは、
少しでも効率よく生産つつ、未来の有機農産物の消費者を増やす努力。
だと思います。
するとどうやら、うちの野菜の単価は周囲の有機農家よりも安いらしい。
ということに気がついた。
う~む、最近の有機野菜はそんなに高いのか!!などと、浦島太郎的な感慨を持っているこの頃なのである。というか、話をしているとみなさん「なるべく高く売りたい」とお考えのよう。
僕は逆で「なるべく安く売りたい」と考えている。
何故か?
1・野菜はつまみ食い的に食べるものではない。
肉や魚の添え物ではないということ。
おいしい野菜をたっぷり食べてもらいたい。
2・有機野菜はお金持ちのためのものじゃない。
より多くの人に日常的に食べてもらいたい。
3・有機農業にはまだまだ技術改良(効率化)の余地がある。
4・自分が買える価格で売りたい。
などなど、、、、
もちろん、適正価格はあると思う。無限に安くしようとは思わない。
少なくとも大根一本は、缶ジュース1本よりも高くてしかるべきと思う。
それと経営努力としての「高く売る努力」まで否定しているわけではない。
たとえばキャベツを10アール(1反)栽培するとしよう。
4000本の苗を植えて、8割が収穫できて、それを200円で売ると反収は64万円。
経費半分として収益は約30万円。裏作を作れば平均反収は50万円を超える。
1町歩作付して回転をあげれば、年収500万円くらいは稼げることになる。
しかしだ。思うに、私も含めた有機農家にとって、植えたものの8割収穫は現状ではかなり高いハードルである。そこでロスによる収入減を単価によって穴埋めしているのが現状ではないか。
だから、逆に言えば技術を磨いてロスを減らせばそこそこの価格で勝負できるんじゃないだろうか。
僕らはそこにこそ力を注ぐべき!ではないだろうか?
今後、TPPなどで日本はもっと開かれて農産物の値段は下がると思う。
そもそも政府が今後激減するであろう日本の農家に食料供給を本気で期待しているとも思えない。
したがって日本の市場には農薬漬けの外国産野菜があふれることになるだろう。
だから今僕らがするべきことは、
少しでも効率よく生産つつ、未来の有機農産物の消費者を増やす努力。
だと思います。