麦踏み
2011.1.10
年内にやっておきたいのに出来なかった仕事は数多い。百姓はいつも天気や作物のはざまで作業のタイミングを計っている。うまくいく場合もあるが、ほとんどの場合、タイミングを外すことが多い。多品目で野菜を作りまわす我々のような農家にとっては、これはもはや宿命のようなものである。だからこそ、うまくいった時の気分は最高だし、またうまくいかなくても、じゃあどのようにリカバリーして行くのか、とか、どうにも首の回らない状況でいかに打開してゆくのかとか、考えたり工夫してゆく中で、新たな技術や方法を発見することもある。それが百姓の苦しくも楽しくてやめられない麻薬のような世界なのかもしれない。
さて、麦踏は年内にしなければいけない仕事である。それができなかった。案の定、年末からの寒波で土はカチカチに凍りついてしまった。それでも春以降の生育を考えて麦踏に入ることにした。
日当たりのよいところはいい感じだったけど、日陰気味の場所はガラガラとコンクリートの上を歩いているような、、、う~むやはり麦踏は年内だ。しかし年内に中耕と麦踏の2回、タイミングの良い時期に作業に入るのは多分無理。うちは野菜農家なのだからそっちが優先になる。
よし、次の麦播きはバラマキにして中耕を省くか。ただ、除草ができないので播種時期は若干遅らせることにしよう。11月10日ころか。でもそうすると収穫時期も遅れるな。何のために早生品種を作るのか分からなくなる。まてよ、晩霜害を避けるには遅いほうがいいのかな??ん?普通の農家さんの場合、ばらまき後に除草剤処理するよな。ということは、やっぱりバラマキでは草ボーボーになっちゃうかもしれんな。
おおそうだ!鎮圧ローラーに滑り止めの爪をつけて鎮圧しながら中耕するのはどうだろう?これだと同じ畝を2回踏むことになるのでより麦踏効果は高そうだ。まさに一石二鳥。いや、滑り止めの爪はいらないかもしれん。確かそんな管理機を見たことがあるぞ。そうだ、そうしよう!!
とこんなふうにいつも馬鹿みたいに色々考えているわけです。まあ、雑念といえば雑念かもしれません。もっと土を見なくちゃ。根っこが張ってる土の状態が分かって踏むのと、ただやみくもに踏むのではきっと違った結果になると思うから。
さて、麦踏は年内にしなければいけない仕事である。それができなかった。案の定、年末からの寒波で土はカチカチに凍りついてしまった。それでも春以降の生育を考えて麦踏に入ることにした。
日当たりのよいところはいい感じだったけど、日陰気味の場所はガラガラとコンクリートの上を歩いているような、、、う~むやはり麦踏は年内だ。しかし年内に中耕と麦踏の2回、タイミングの良い時期に作業に入るのは多分無理。うちは野菜農家なのだからそっちが優先になる。
よし、次の麦播きはバラマキにして中耕を省くか。ただ、除草ができないので播種時期は若干遅らせることにしよう。11月10日ころか。でもそうすると収穫時期も遅れるな。何のために早生品種を作るのか分からなくなる。まてよ、晩霜害を避けるには遅いほうがいいのかな??ん?普通の農家さんの場合、ばらまき後に除草剤処理するよな。ということは、やっぱりバラマキでは草ボーボーになっちゃうかもしれんな。
おおそうだ!鎮圧ローラーに滑り止めの爪をつけて鎮圧しながら中耕するのはどうだろう?これだと同じ畝を2回踏むことになるのでより麦踏効果は高そうだ。まさに一石二鳥。いや、滑り止めの爪はいらないかもしれん。確かそんな管理機を見たことがあるぞ。そうだ、そうしよう!!
とこんなふうにいつも馬鹿みたいに色々考えているわけです。まあ、雑念といえば雑念かもしれません。もっと土を見なくちゃ。根っこが張ってる土の状態が分かって踏むのと、ただやみくもに踏むのではきっと違った結果になると思うから。