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ホーム » ブログ » 野良仕事 » 踏みこみ温床覚書

踏みこみ温床覚書

2011.2.23
今日温床を踏みました。
温床とはまだ寒い時期に地温を上げた苗床のことです。
地温を上げる手段は大まかに電気と発酵熱利用の二通りあります。
電気はいわゆる電熱マットのことで、床暖房の農業版です。
細かな温度設定ができて大変便利である反面、電気を使うのが欠点です。
これに対して発酵熱利用が私が行っている「踏みこみ温床」です。
これは落ち葉を踏みこんで発酵させて、その発酵熱で苗を育てます。
はっきり言ってこれは経験と勘の世界でなかなか数値化できません。
水分量、踏みこみ具合など、複雑な条件が絡まって、発熱温度や期間に差が出ます。
堆肥やボカシのように60度以上に発熱してしまったら苗が焼け死んじゃいます。
従って、40度程度の発酵熱が1~2カ月程度継続するように踏みこみます。
大変難しい反面、利点もあります。
1・ゴミが出ない・・・・・・・材料は落ち葉、稲わら、米ぬか、鶏フン、水のみ。
2・エネルギーがいらない・・・発熱源は微生物の活動によります。
3・来年の床土が出来る・・・・1とも関係するけど良質の腐葉土が出来る。
4・天然炭酸ガス発生装置?・・発酵による微生物呼吸により温床内の炭酸ガス濃度が高まり、
               苗の光合成が促進される、、、かは分からない(笑)
このような踏みこみ温床、私が就農したころはまだ村のあちこちで見られましたが今では仲間の農家以外、ほとんど見られなくなりました。しかし、ゼロエミッションの優れた農業技術だと思うので続けてゆこうと思っています。
humikomi 1 120223写真1(ガニマタ)
humikomi2 120223写真2(ガニマタ)
humikomi3 120223写真3
humikomifinish 120223写真4
踏みこみ工程は以下の通り。温床サイズは1.5メートル×5.4メートル。
枠は単管パイプで作ります。
1・落ち葉をネットで4袋ひろげて、水で十分に湿らせる。
2・切りわらをまぶす。(写真1)
3・米ぬか(箕に1はい)・鶏ふん(米袋に1杯)をかける。(写真2)
4・水をかけながら、わら、ぬか、鶏ふん、落ち葉をなじませる。(写真3)
5・さらに水をかけながら踏みこむ。
6・1~5を7回繰り返して完成。(写真4)
材料メモ
・落ち葉   28ネット
・切りわら  ひとかかえ
・米ぬか   3袋
・鶏ふん   6袋
1週間で熱が出てくれば成功。それより早くても遅くてもダメ。
段取りが良ければ半日仕事。でも今日は仲間の農家に鶏ふんもらいに行ったり、裏山で足りない落ち葉さらったりしながらのドタバタで1日仕事の体たらく(トホホ、、、、)

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