土壌汚染の基準ができた。
2011.4.8
農産物や農地への放射性物質による汚染をめぐる先週末の行政の動きのまとめ。
1.福島県が県内の土壌におけるサンプリング結果を発表。(4/6)
http://www.pref.fukushima.jp/keieishien/kenkyuukaihatu/gijyutsufukyuu/05gensiryoku/230406data.pdf
現在国が150地点で土壌のサンプリングを実施中だが、福島県が先駆けて独自の調査を行った。
里美村が隣接する矢祭町は200bq台と低い。遅れて発表された我が地域のデータも推測出来る。
2.茨城県が出荷制限中の農産物についてのサンプリング結果を発表。(4/7)
http://www.pref.ibaraki.jp/20110311eq/pdf/0324.pdf
常陸太田市のホウレンソウも基準値を下回った。しかし、注意しなければならないのは、
回を追うごとにヨウ素に対するセシウムの割合が高まっていること。
当初は10対1位だったのだが、5対1位になってきている。半減期の違いが原因と思われる。
今後注意するべきはセシウムの動態であろう。
3. 農水省が土壌中における放射性セシウムの残留基準を発表。米の作付禁止区域設定へ。
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819481E2EAE2E6E68DE2EAE2E6E0E2E3E39797E3E2E2E2;at=DGXZZO0195166008122009000000
セシウムの残留基準は5000ベクレル/キロとなった。
土壌中のセシウムの1割が玄米に移行するという前提での基準。
過去のデータでは1000分の1ほどしか移行しないと発表されている。
しかし、土壌の性質等によりばらつきがあるようで、かなりの安全率を見込んだ模様。
4.茨城県が県内の土壌のサンプリング結果を発表。(4/8)
http://www.pref.ibaraki.jp/important/20110311eq/20110408_20/files/20110408_20a.pdf
これを見る限り、県内で土壌汚染が深刻で作付制限がされる場所はない。
とりあえずはひと安心である。
原発のせいで「米が作れない」という最悪の事態は避けられた。
しかし、原発の危機は現在進行中であり、今後も予断は許されない。
現在、新たな放射性物質の降下はほとんどないようである。従って、このまま原発が収束してくれることを祈る。新たな事態が発生した場合、さらなる土壌汚染が進行することになる。農家としては、降ってきたセシウムとどう付き合ってゆくか、技術的な対応を迫られている。現在言われている、土壌表面の除去や、耕さないといった対応は現場レベルではまったく役に立たない暴論だと思う。じゃあどうするのか、、、、、特別作業方法や作付体系を変えなければならないほど深刻なレベルではないと思うのだが、どうだろうか?
1.福島県が県内の土壌におけるサンプリング結果を発表。(4/6)
http://www.pref.fukushima.jp/keieishien/kenkyuukaihatu/gijyutsufukyuu/05gensiryoku/230406data.pdf
現在国が150地点で土壌のサンプリングを実施中だが、福島県が先駆けて独自の調査を行った。
里美村が隣接する矢祭町は200bq台と低い。遅れて発表された我が地域のデータも推測出来る。
2.茨城県が出荷制限中の農産物についてのサンプリング結果を発表。(4/7)
http://www.pref.ibaraki.jp/20110311eq/pdf/0324.pdf
常陸太田市のホウレンソウも基準値を下回った。しかし、注意しなければならないのは、
回を追うごとにヨウ素に対するセシウムの割合が高まっていること。
当初は10対1位だったのだが、5対1位になってきている。半減期の違いが原因と思われる。
今後注意するべきはセシウムの動態であろう。
3. 農水省が土壌中における放射性セシウムの残留基準を発表。米の作付禁止区域設定へ。
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819481E2EAE2E6E68DE2EAE2E6E0E2E3E39797E3E2E2E2;at=DGXZZO0195166008122009000000
セシウムの残留基準は5000ベクレル/キロとなった。
土壌中のセシウムの1割が玄米に移行するという前提での基準。
過去のデータでは1000分の1ほどしか移行しないと発表されている。
しかし、土壌の性質等によりばらつきがあるようで、かなりの安全率を見込んだ模様。
4.茨城県が県内の土壌のサンプリング結果を発表。(4/8)
http://www.pref.ibaraki.jp/important/20110311eq/20110408_20/files/20110408_20a.pdf
これを見る限り、県内で土壌汚染が深刻で作付制限がされる場所はない。
とりあえずはひと安心である。
原発のせいで「米が作れない」という最悪の事態は避けられた。
しかし、原発の危機は現在進行中であり、今後も予断は許されない。
現在、新たな放射性物質の降下はほとんどないようである。従って、このまま原発が収束してくれることを祈る。新たな事態が発生した場合、さらなる土壌汚染が進行することになる。農家としては、降ってきたセシウムとどう付き合ってゆくか、技術的な対応を迫られている。現在言われている、土壌表面の除去や、耕さないといった対応は現場レベルではまったく役に立たない暴論だと思う。じゃあどうするのか、、、、、特別作業方法や作付体系を変えなければならないほど深刻なレベルではないと思うのだが、どうだろうか?