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ホーム » ブログ » 百姓の目線 » 放射能と向き合い続ける。

放射能と向き合い続ける。

2011.8.11
お盆前の仕事もいよいよ佳境に入ってきました。もうひと踏ん張りです。

そんな中、今日は昼から学校給食の打ち合わせ。来年以降の方針などの確認作業を。

kyuushoku kaigi 110811

今後の流れとしては、

  1. 10月上旬までに来年の供給品目と数量の一覧を提出。
  2. 10月下旬までに会合を持って正式決定。
  3. 作付計画を決めて、10月下旬に来年の種子を発注。
  4. 11月に給食センターで来年の予算を計上。
  5. 供給計画を見ながら順次メニューを決定。
市でも放射性物質の分析機械を購入したので、給食用の野菜は全て測っていただくよう要請。

震災を機に生産者が減少しており、計画通りの供給が可能か厳しいところであるが、
仲間と協力し合って、万全を期すつもり。

このプレッシャーが本業にも良い影響を与えてくれることだろう。

会議後に視察の受け入れ。

今回は「有機農業技術言論研究会」の合宿参加の皆様。

農家も含めた専門家集団だったので、畑を見ていただきながらアドバイスを頂く。
中でも今一番の悩みである落ち葉堆肥について相談。

そう、ご多分にもれず、わが愛する里美村の山の落ち葉からもセシウムが検出されています。野菜については、今後ともまず検出されないであろう事はほぼ確実な状況。僕の個人的な予想では米もおそらく出ない。その意味では、そろそろ自分たちの作る作物に自信を持ってやってゆこうと考えています。

残る問題は周囲の環境汚染とどう向き合ってゆくのか、という問題。特に僕たちが取り組む、里山環境との資源循環の核となるのが落ち葉であり、それが汚染されてしまったという事実。

だからと言って、中国産や西日本産の腐葉土を購入すれば安全なのか?あり得ない話です。
わらや落ち葉を使わなければ安全なのか?それも違う。

僕たちとしては、地域の環境とともにあるのが農業だと強く思っています。
だからこれからもサンプリングを続けて落ち葉を使い続ける道を模索するつもりです。

きちんとしたリスク管理をして、地域環境を守りながら汚染のない作物を作り続ける道はきっとあるはずです。

参加者の方から、福島県二本松市旧東和町の取り組みを調査した資料を頂きました。

僕たちと同様の中山間地で、たばこや養蚕がすたれた後の農業の道として、有機農業を選択し、里山の環境を活かした循環農業を追及し、学校給食や直売など、多彩な活動をしてきた地域。資料には地域の皆さんの苦悩と絶望が横溢しています。しかし同時に再生への強い意志がみなぎっています。そうです。昔から様々な困難を乗り越えてきたのが農業というか、地域や人間の歴史です。

資料はこう結ばれていました。
「農と地域の再建の一歩は、結局やはり地域の自然、地域の仲間、人のつながりを取り戻す具体的な歩みの中から、活き活きと展開してゆくのではないだろうか」

夕方、お母ちゃんとキャベツやブロッコリーの植え付け。
曇っていた畑に一瞬夕日が差し込んだ。

okaagokou 110811

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