学校給食の現状(と反省)
2011.11.30
今年から本格的に始まった、常陸太田市学校給食里美センターへの野菜の納入。
多少のトラブルがありながらも何とかこなし、半年が過ぎた。
今日も朝一で収穫した白菜16キロをお届け。
ちなみに12月の納品金額は約130000円。重量にして500キロ。これを野良の会5軒と村のおじさんグループ「里美発見団」で請け負っている。品目は大根・ねぎ・里芋・さつまいも・人参・じゃがいも・小松菜・白菜の8品目。
収穫した畑から5分でお届けできる野菜は、魚で例えたらまさに’踊り食い’できる鮮度の良さ。
一方で、契約栽培ゆえのノルマのきつさは予想通り。畑の状態が悪くても仲間内で融通し合って何とかキャンセルを最低限にとどめる努力が求められる。しかも既存の供給先には一切迷惑かけないのは当然。いや~鍛えられるわ(笑)
最近になって恐れていたことがいくつか・・・・・
1・初の返品!
一昨日さつま芋20キロを納品した。選別の段階で中が痛んでいる芋がかなりあったので徹底的にはねた。しかし2.5キロほどの痛んだ芋が混入してしまい、センターから電話。急いで別ロットの芋を届けた。痛みの原因は遡れば植え付け時の天候に行きつく。その時点で品質に影響が出ることは予想できたわけだが、見切りをつけずに最後まで育てた私の見込みの甘さが招いた結果である。妻と相談してこのロットの芋は廃棄することにした。苦情が出てからでは遅いのだが。深く反省。
2・学校から来年の給食週間に何かやれと依頼が来る!
生産者として学校給食にかかわる以上、いずれ通る道だと思ってはいた。しかし早すぎる。まだ始めてから1年にもならない。全体の何割の食材を受け持っているのか?おそらく1割にも満たない。それに、食育とか言うけれど、それは家庭でやること。家庭がだめだから学校。学校もだめだから生産者と、なんでも農家に押し付けないでと思うのよ。僕らは教室に行ってる時間があったら作物のところに通って元気に育て上げ、実力をつけてよりたくさんの地場野菜を子供たちに食べてもらいたい。もっと言えば、何も言わなくても、いつの間にか残菜が減っている、というのが理想。でも、給食にかかわる一人として、何かできることがあるならとの気持ちがあるのも事実。悩ましい。
いずれにせよ、苦情でも依頼でも「言われてから対応する」のは面白くない。どことお付き合いするにしても、全力を尽くして常に学び続けたい。同時に一生産者として何をお伝えしてゆくのか、それが明確であることが必要。そのためには10年20年先の目標がないと伝える力も出ない。
給食の報告が反省文になってしまった(苦笑)。続きはまたいずれ。
(返品さつま芋)
多少のトラブルがありながらも何とかこなし、半年が過ぎた。
今日も朝一で収穫した白菜16キロをお届け。
ちなみに12月の納品金額は約130000円。重量にして500キロ。これを野良の会5軒と村のおじさんグループ「里美発見団」で請け負っている。品目は大根・ねぎ・里芋・さつまいも・人参・じゃがいも・小松菜・白菜の8品目。
収穫した畑から5分でお届けできる野菜は、魚で例えたらまさに’踊り食い’できる鮮度の良さ。
一方で、契約栽培ゆえのノルマのきつさは予想通り。畑の状態が悪くても仲間内で融通し合って何とかキャンセルを最低限にとどめる努力が求められる。しかも既存の供給先には一切迷惑かけないのは当然。いや~鍛えられるわ(笑)
最近になって恐れていたことがいくつか・・・・・
1・初の返品!
一昨日さつま芋20キロを納品した。選別の段階で中が痛んでいる芋がかなりあったので徹底的にはねた。しかし2.5キロほどの痛んだ芋が混入してしまい、センターから電話。急いで別ロットの芋を届けた。痛みの原因は遡れば植え付け時の天候に行きつく。その時点で品質に影響が出ることは予想できたわけだが、見切りをつけずに最後まで育てた私の見込みの甘さが招いた結果である。妻と相談してこのロットの芋は廃棄することにした。苦情が出てからでは遅いのだが。深く反省。
2・学校から来年の給食週間に何かやれと依頼が来る!
生産者として学校給食にかかわる以上、いずれ通る道だと思ってはいた。しかし早すぎる。まだ始めてから1年にもならない。全体の何割の食材を受け持っているのか?おそらく1割にも満たない。それに、食育とか言うけれど、それは家庭でやること。家庭がだめだから学校。学校もだめだから生産者と、なんでも農家に押し付けないでと思うのよ。僕らは教室に行ってる時間があったら作物のところに通って元気に育て上げ、実力をつけてよりたくさんの地場野菜を子供たちに食べてもらいたい。もっと言えば、何も言わなくても、いつの間にか残菜が減っている、というのが理想。でも、給食にかかわる一人として、何かできることがあるならとの気持ちがあるのも事実。悩ましい。
いずれにせよ、苦情でも依頼でも「言われてから対応する」のは面白くない。どことお付き合いするにしても、全力を尽くして常に学び続けたい。同時に一生産者として何をお伝えしてゆくのか、それが明確であることが必要。そのためには10年20年先の目標がないと伝える力も出ない。
給食の報告が反省文になってしまった(苦笑)。続きはまたいずれ。
(返品さつま芋)