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ホーム » ブログ » 百姓の目線 » 田中惣次さん来訪

田中惣次さん来訪

2011.12.9
今日の昼前、家の前の畑で草刈りしていたら、突然の嬉しいお客様。

東京の桧原村(里美よりずっと山奥)の林業家、田中惣次さんと奥様。

tanakahusai111209

日本を代表する林業家です。林業家の多くは山持ちで、自分で山仕事はせずに作業員にやらせたり、会社経営をしている方が多いですが、田中さんは今では数少ない、自分で山に入って作業もこなす大規模林業経営者です。今日里美の森林組合にある中古作業機の品定めにいらっしゃったとか。仲介された地元の林業家がうちまで案内してくれました。

田中さんには学生時代に大変お世話になりました。大学での現場からかけ離れた勉強に全然満足できず、田中さんの山に出入りさせていただき、生きた知恵と、現場で活き活きと働く姿に強く惹かれました。今の仕事に進むきっかけを与えてくださった恩人です。

機械の話や、今のお互いの状況など、短時間の再会でしたが、時代に迎合せず、それでいていつも前向きな田中さんは20年前と少しも変わらず、今ここに二人でいるのがすごく不思議な気がしました。田中さん、今度は僕の方から訪ねさせてください。今日はありがとうございました。

本当にたまたまなのだが、先日野菜を取ってくれている方が生協の勉強会で田中さんと会って常陸太田から来たと言ったら僕の話になったとか。その方から田中さんの著書をお借りして読んでいたところでした。

「日本の森林を考える」 田中惣次著 明治書院 2011・10・20

農業よりもはるかに早く、昭和39年に関税が撤廃された林業。その後の長い衰退の時代を生き抜いてきた田中さんの危機感は、20年前よりもますます強まっているようです。著書の中で強調されていたのは、大事なのは政策や計画ではなくて、現場でチェンソーを持って働く人材の育成、そして彼らが林業に関わる労働の対価を引き上げること。全く同感です。山で働く日本人が絶滅の危機にあるということです。それは僕たちの農業とて例外ではなく、時代を突き抜けてゆくパワーが必要とされています。

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