在来作物の映画上映会と展示会やります!
2013.3.26
映画「よみがえりのレシピ」自主上映会を行います。
ジブリみたいな面白い映画じゃありません。山形県の在来作物の栽培者と、保存活動をしている人々を撮ったドキュメントフィルムです。
ただ上映するだけでなく、私達自身に引き付けて考えられるよう、市内の在来作物を展示します!
調べてみるといやー出てきますねー。20種類くらいは紹介できそうです。
【日時】 2013年4月21日(日)
昼の部13:00~ 夕の部16:30~
【展示会&試食カフェ】 14:30~16:30
【場所】 パルティーホール多目的ホール
茨城県常陸太田市中城町3210
0294-73-1234(チケットあり)
【料金】 大人 1000円(当日 1200円) 子供 500円(当日 600円)
展示のほうは無料ですが、理解を深めるために映画と合わせて御覧ください。
映画に出てくる農家の皆さんは、見事に老人ばっかりです。ホント僕なんか日本の農業の縮図を見ているようで気が滅入ってきますね。でもね、ちらっちらっと後継者の若者が登場します。これが僕にとっては希望です。決してもうかる世界じゃない農業の何に惹かれ、彼らは後継者となったのか?僕は決してそれは「お金」じゃないと思うんですね。「心意気」に惹かれたんだと思うんです。もちろんお金も大事ですが^^
心意気がなければ、作物の種を「引き継いでゆく」ことはできないと思います。と共に、人を「その気にさせる何か」を作物が持っていないと、「引き継いでもらう」こともできないでしょう。両者が噛み合って初めて種は受け継がれる。そう考えると、今受け継がれている種は理由があるから残っているんだと思います。少なくとも市販のF1品種をしのぐ魅力が一つでもあるんじゃないかと。
地元常陸太田の在来作物。詳細はお楽しみですが、彼らの魅力は何なのか?いろんな人にインタビューしてみて思うのは、まず「味」です。単純にうまい。そして、決まった食べ方があります。家庭の味。
在来の赤ねぎを紹介してくれたご婦人のお話し。
「子供の頃はねぎは赤いものだと思ってたのよ(笑)」
面白いです。まさにソウルフード!(ちょっと違うかな)
でもこのような食生活は全くと言っていいほど伝承されていません。
おそらくあと10年ほどで、種と共になくなってゆくことでしょう。合掌。
かくいう私も就農以来、多くの老農婦が、受け継いできた種と共に亡くなるのを見送ってきました。このまま見送るだけでいいのかという自問はしても、現実には優先すべき課題が山積で在来作物どころではないのも事実です。でも、本当にたまたま昨年この映画を見る機会を得て、ふと足元を見て、ここらで一度しっかり向き合っておくか!と思いました。で、今回の上映&展示会になったわけです。あっ、僕一応代表です。
とはいえ、ただ単に「大事だ!」と叫んでみても残るわけがない。在来どころか、農業自体が大変厳しい状況なんだから。TPPの交渉も秒読みだし。在来どころではないんですよ。と思う方が大勢でしょう。僕もそう思います。本来の価値じゃなくて、現代社会の中で価値を生み出してゆかないと。その意味で映画に出てくるシェフの在来作物料理はすごかった。ぶっ飛んでますね。伝承とか伝統とか、関係ありません。始めは見ていて抵抗感あったけど、他分野の人の目を通せば、表現も変わるし、事実支持されているのだからくやしい(笑)
これは多分農業だけじゃなくて、様々な分野に言えることではないかな。グローバル化の中で勝負できるのか?いや、勝負しなくてもいいから、生き残ってゆけるのか?ということ。
例えば二つの方向があると思います。内向きと外向き。詳しくはは書きませんが、内向きは自分たちが価値に気付くこと。外向きはその価値を表現してゆくこと。どうも農家という生き物は自分も含めて両方ともへたくそな気がします。一方で多くの消費者の皆さんも、地元とか地域とか食べ物とかに意外と無関心ではないでしょうか?でも一番大事なのは、壁を乗り越え、独り相撲でなく、これからの時代は職業の枠を超えて、既成概念を破るような革新が伝統を受け継ぐことになるかもしれないと思います。
すべて映画に描かれています。ぜひご覧ください。
私たちのプロジェクトフェイスブックページ
登場農家のHP 森の家http://morinoie.com/
チケットうちにあります。
コメント欄又はメールにて連絡頂ければ対応します。
ジブリみたいな面白い映画じゃありません。山形県の在来作物の栽培者と、保存活動をしている人々を撮ったドキュメントフィルムです。
ただ上映するだけでなく、私達自身に引き付けて考えられるよう、市内の在来作物を展示します!
調べてみるといやー出てきますねー。20種類くらいは紹介できそうです。
【日時】 2013年4月21日(日)
昼の部13:00~ 夕の部16:30~
【展示会&試食カフェ】 14:30~16:30
【場所】 パルティーホール多目的ホール
茨城県常陸太田市中城町3210
0294-73-1234(チケットあり)
【料金】 大人 1000円(当日 1200円) 子供 500円(当日 600円)
展示のほうは無料ですが、理解を深めるために映画と合わせて御覧ください。
映画に出てくる農家の皆さんは、見事に老人ばっかりです。ホント僕なんか日本の農業の縮図を見ているようで気が滅入ってきますね。でもね、ちらっちらっと後継者の若者が登場します。これが僕にとっては希望です。決してもうかる世界じゃない農業の何に惹かれ、彼らは後継者となったのか?僕は決してそれは「お金」じゃないと思うんですね。「心意気」に惹かれたんだと思うんです。もちろんお金も大事ですが^^
心意気がなければ、作物の種を「引き継いでゆく」ことはできないと思います。と共に、人を「その気にさせる何か」を作物が持っていないと、「引き継いでもらう」こともできないでしょう。両者が噛み合って初めて種は受け継がれる。そう考えると、今受け継がれている種は理由があるから残っているんだと思います。少なくとも市販のF1品種をしのぐ魅力が一つでもあるんじゃないかと。
地元常陸太田の在来作物。詳細はお楽しみですが、彼らの魅力は何なのか?いろんな人にインタビューしてみて思うのは、まず「味」です。単純にうまい。そして、決まった食べ方があります。家庭の味。
在来の赤ねぎを紹介してくれたご婦人のお話し。
「子供の頃はねぎは赤いものだと思ってたのよ(笑)」
面白いです。まさにソウルフード!(ちょっと違うかな)
でもこのような食生活は全くと言っていいほど伝承されていません。
おそらくあと10年ほどで、種と共になくなってゆくことでしょう。合掌。
かくいう私も就農以来、多くの老農婦が、受け継いできた種と共に亡くなるのを見送ってきました。このまま見送るだけでいいのかという自問はしても、現実には優先すべき課題が山積で在来作物どころではないのも事実です。でも、本当にたまたま昨年この映画を見る機会を得て、ふと足元を見て、ここらで一度しっかり向き合っておくか!と思いました。で、今回の上映&展示会になったわけです。あっ、僕一応代表です。
とはいえ、ただ単に「大事だ!」と叫んでみても残るわけがない。在来どころか、農業自体が大変厳しい状況なんだから。TPPの交渉も秒読みだし。在来どころではないんですよ。と思う方が大勢でしょう。僕もそう思います。本来の価値じゃなくて、現代社会の中で価値を生み出してゆかないと。その意味で映画に出てくるシェフの在来作物料理はすごかった。ぶっ飛んでますね。伝承とか伝統とか、関係ありません。始めは見ていて抵抗感あったけど、他分野の人の目を通せば、表現も変わるし、事実支持されているのだからくやしい(笑)
これは多分農業だけじゃなくて、様々な分野に言えることではないかな。グローバル化の中で勝負できるのか?いや、勝負しなくてもいいから、生き残ってゆけるのか?ということ。
例えば二つの方向があると思います。内向きと外向き。詳しくはは書きませんが、内向きは自分たちが価値に気付くこと。外向きはその価値を表現してゆくこと。どうも農家という生き物は自分も含めて両方ともへたくそな気がします。一方で多くの消費者の皆さんも、地元とか地域とか食べ物とかに意外と無関心ではないでしょうか?でも一番大事なのは、壁を乗り越え、独り相撲でなく、これからの時代は職業の枠を超えて、既成概念を破るような革新が伝統を受け継ぐことになるかもしれないと思います。
すべて映画に描かれています。ぜひご覧ください。
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登場農家のHP 森の家http://morinoie.com/
チケットうちにあります。
コメント欄又はメールにて連絡頂ければ対応します。