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ホーム » ブログ » 百姓の目線 » 耕作放棄の一方で。

耕作放棄の一方で。

2013.10.13
中山間、過疎地域、などというと、マイナスなイメージばかりが浮かびます。事実、私たちの村でも、担い手の高齢化、耕作放棄地の増加、鳥獣被害などがどんどん進んでいます。

耕作放棄地の拡大に対して、JAは水田作業専門の法人を作って対応し、飼料稲などを増産。見かけ上の荒廃は防げています。しかしもはやそれも限界。条件の悪い地区からじわじわと耕作放棄が進んできています。

 

しかし一方で、最近地元の若者が放棄田を引き受けて作付を増やしてゆく姿を多く見るようになりました。彼らの多くは純粋に百姓仕事が好きなようです。勤めの仕事を抱えながらも、好きな農業で少しでも生活が良くなるのなら。。わよくば農業一本でやってゆきたいと、皆がかなり真剣に考えています。

 

ようやくこんな時代が来たんだなと、しみじみ思います。

今までは借りることができなかった土地がようやく持ち主の手から離れ、農業が好きでそこに可能性を見出している人間に解放され始めたなと。

しかし、小さな田んぼの草を刈り、きれいに集めて燃やしている彼らの姿を見ると、新規就農した頃の自分と重なります。もっと戦略的に一か所に集中して借りろよとか思うけど、当時の僕にとって、農地は貸してもらえるだけで嬉しかった。

しかし僕と違って彼らは機械に詳しいし、たいていなんでも自分で直してしまいます。栽培技術も話してみるとかなりオリジナルで面白い。色々協力し合える部分は多いなと感じているし、そうしてゆきたい。

これは農地の不動産的価値が低い山間部特有の現象かもしれません。一方で勤め先もそこそこあり、どうしようもないほど困ってもいないので、集落の方向性もまちまちで、固まっていない。だからこそ僕たちも含めた「個の力」が参入する隙間があるのも事実です。

 

しかし、「やる気があるやつでも必ずしも伸びてゆけなかった」今までに比べると、「過疎化・耕作放棄の増加も捨てたものではない」と思うこの頃です。

 

もっとも、そのような精神を持った若者を育てたのも人を含めたこの土地の力なのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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