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ホーム » ブログ » 百姓の目線 » 涼しい秋の涼しい稲刈り

涼しい秋の涼しい稲刈り

2014.9.25
お盆を過ぎてすごく暑くなって、さあ!残暑だと思ったら急に涼しくなって、それからずーっと涼しくて、先週末あたりからは朝晩かなり冷え込むようになりました。最低気温は軒並み一桁。6℃の日が2回ほどあって、野菜の保温に追われています。

この時期の生育遅れは、冬の訪れが早いこのあたりでは致命的です。保温用の「パオパオ」という被服資材もひと月早くフル出動。
さつま芋や里芋といった、暑さが好きな芋類は肥大が遅れています。

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一方で喜んでいるのはゴボウや・・・・・・・

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ネギなど、暑さが嫌いな作物たち。市場では野菜の価格が高騰しているようですが、うちは出荷に影響が出るほどではないです。
こんな年でも安定供給・一定価格がうちの強みで、皆さんには思う存分秋野菜を食べてもらいたいですね!

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就農して以来15年間、一度も休まずに野菜を育ててくれた「生田」(おいた)の畑。今年は緑肥のソルゴーを播いて休んでもらいました。先日刈り倒して、これから大量の有機物をすき込みます。来年からまた元気に野菜を育ててくれることでしょう。

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自家用田んぼの稲刈りも終えて、あとは一緒に山の落ち葉さらいをしている仲間と共同で作っている田んぼを刈ればひと段落。

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今年はお米の価格が暴落しているみたいですね。山のこの村では、どこに行ってもこの話題で持ちきりです。いずれこうなることは分かっていたとはいえ、なってみるとなかなか寂しいものがあります。しかし、この村で今回の暴落で困る人がどれだけいるかというと??です。農家は沢山いますが、お米の販売だけで生活している人はとうの昔に絶滅しています。農家は「存続してゆく」事が大事なので、農業で喰えなければとっとと勤めに出るのは現実的な選択です。今までの価格でも十分に「食えない価格」だったんですね。このあたりの農家は今までも採算無視で自家用+αの水田経営を守ってきたのです。そんな「自給的農家」の存在が、やる気がある拡大志向の農業者の規模拡大を阻害してきた面は否めません。しかし、この村には拡大志向の稲作農家など存在しません。
しかし一方で、本気で米で生きてゆこうとしている人にとってはどうなのか?米価の下落に対応し、高齢化による離農の受け皿となって、一筋に規模拡大してきた農業者たちにどんな影響があるのか?皆さん良く想像してみてください。本当に影響を受けるのが誰なのか?

涼しい秋に、自家用の採算度外視のお米を刈り取りながら、そんなこと考えてました。こんな年に限って豊作。涼しすぎます。

そういえば、最近こんな記事を見ました。おススメです。

「切ないけどやるよ」~村の祈りと農政の罪~

 

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