春耕に思う。
2015.3.28
数日前まで寒の戻りで-5℃くらいまで冷え込んでいましたが、昨日から一気に春が来ましたよ。 お久しぶりです。 畑はジャガイモ植えたりキャベツ植えたり葉物や大根播いたりと、春の作付で大忙しになってきました。ハウスの中では夏野菜が芽を出して、来月の畑デビューに向けて準備中。 一方で空いた時間を見つけては、冬を越した畑を片っ端から耕す日々。いわゆる「春耕」。
農業を始めて今年で18年。最近になってようやくこの時期に耕すことの意味を噛みしめられるようになってきたところ。ひとくちに耕すといっても、季節により、土の状態により、作物の種類により、方法は全部変わると思う。○○農法とか、そういう問題以前のもっとプリミティブで基本的なことを大事にしてゆきたいと思うこの頃。 一方で、土には土の都合があって、そこで育つことになる野菜には野菜の都合がある。それらの都合と天気や風土の都合と、僕ら栽培したり食べたりする人間の都合の折り合いをつけて進めてゆくのが農作業。耕すという行為はまあ人間の都合が大きいわけで、だからこそいいタイミングで程よく耕してあげることが大事。だって作物は植えられたら死ぬまでそこで過ごすわけだから。 しかし、耕すことは、栽培という工程の一段階に過ぎない。全ての工程を地道に積み重ねていって、途中で数ある天候異変に対応しつつ、収穫を迎え、鮮度がいいうちに包装、梱包、発送して、お届けする。全てが噛み合ってはじめて美味しい野菜を食卓に載せることができる。 こんなことを書くと農作業は随分大変なのね、と思われるかもしれない。だけど本当は僕らができることは調整役みたいなもの。作物を育てるのは太陽と土。それが基本だと思う。その上で、保温したり、時には厳しく放り出したりしながら、元気に育ってくれるように手助けするのが、、、そう、農作業は手助けなんだと思う。 ただ、その手助けには緻密さ、周到さが必要。春耕といえども、その前に冬があって、冬の前には秋起こしの秋耕がある。できればだけど、50品目以上作ってはいるけれど、前後2・3年の土と作物のイメージを持ちながら、臨機応変にそれぞれの畑を耕してゆきたいものだ。できるかな~??
農業を始めて今年で18年。最近になってようやくこの時期に耕すことの意味を噛みしめられるようになってきたところ。ひとくちに耕すといっても、季節により、土の状態により、作物の種類により、方法は全部変わると思う。○○農法とか、そういう問題以前のもっとプリミティブで基本的なことを大事にしてゆきたいと思うこの頃。 一方で、土には土の都合があって、そこで育つことになる野菜には野菜の都合がある。それらの都合と天気や風土の都合と、僕ら栽培したり食べたりする人間の都合の折り合いをつけて進めてゆくのが農作業。耕すという行為はまあ人間の都合が大きいわけで、だからこそいいタイミングで程よく耕してあげることが大事。だって作物は植えられたら死ぬまでそこで過ごすわけだから。 しかし、耕すことは、栽培という工程の一段階に過ぎない。全ての工程を地道に積み重ねていって、途中で数ある天候異変に対応しつつ、収穫を迎え、鮮度がいいうちに包装、梱包、発送して、お届けする。全てが噛み合ってはじめて美味しい野菜を食卓に載せることができる。 こんなことを書くと農作業は随分大変なのね、と思われるかもしれない。だけど本当は僕らができることは調整役みたいなもの。作物を育てるのは太陽と土。それが基本だと思う。その上で、保温したり、時には厳しく放り出したりしながら、元気に育ってくれるように手助けするのが、、、そう、農作業は手助けなんだと思う。 ただ、その手助けには緻密さ、周到さが必要。春耕といえども、その前に冬があって、冬の前には秋起こしの秋耕がある。できればだけど、50品目以上作ってはいるけれど、前後2・3年の土と作物のイメージを持ちながら、臨機応変にそれぞれの畑を耕してゆきたいものだ。できるかな~??