スタッフを募集します。
2015.7.11
木の里農園で一緒に働きませんか?
1. 農家で働きたい方。
2. 農業者として将来独立経営を目指す方。
3. おおむね40歳までの明るく健康な方。
4. 言葉よりも行動を尊べる方。
5. 秋以降、複数年働ける方。
6. 男女は問いません。
6. 1~2名募集します。
98年にこの地に就農して、ゆっくりな歩みですが一歩ずつ有機農業の道を進んできました。当初は家族で自立した農業を営むこと、食べ物の自給も含め、この地で循環的な有機農業を営むことが永続的かつ本来あるべき農業の姿だと固く信じていました。しかし、年を重ねるごとに少しずつ村の姿、農業の流れが見えてきて、今は少し違います。まずは簡単に私たちのスタンスをご説明します。
1.「農業じゃ食えないからね~」
10数年前に当時の自治体首長に言われた言葉です。多分一生忘れることはないでしょう。僕は当時自給自足の有機農業=最強だと思っていました。それは間違ってはいない、でも食えない=経済的に厳しいということ。当たり前の話ですが、村の人たちが農業から離れてゆく最大の理由です。自治体の首長がなにを言うか!と、当時はとても腹が立ちましたが、冷静に考えれば厳然たる事実でもあるわけで、そこに気付かせてくれたことに今では感謝しています。そして、ここを乗り越えない限り、有機農業に限らず農業が素敵な仕事になることはないでしょう。なので、経済的にしっかり成り立った有機農業経営を黙々と目指します。
2.「学ぶ場じゃなくて働く場」
少ないながらも独立就農希望者のための農業研修生の受け入れをしてきました。しかし、走っている農業経営の中に「研修」という学びの機会を提供することへの違和感が付いて回りました。モチベーションの差という問題は、そういう環境を作ってこなかった自分たちの責任でもあるのですが、共に同じ方向を向いて走るためには、研修生よりもスタッフのほうがふさわしい。やりがいを感じて一緒に働ける場を共に作りたいです。
3.「お前はもうベテラン。そろそろ新規就農者は卒業しろや」
最近何人かに言われてはっとしました(笑)。でも反省と勉強で何年やってもベテランという実感は得られない、それが農業であり、モノつくりの奥深さだと思います。しかも相手は生き物!はっきり言ってこれほど面白い仕事はないんじゃないでしょうか。振り返ればかなり濃い18年間の蓄積は自分で言うのもなんですが農園の財産。その技術や経験を個人や家族の中にしまい込むのではなく、これからは関わってくれる人たちと共有してゆくことが、僕たちの年代の役割だと考えています。ともに走りながら学び、悩み、喜び合う場としての農園。
4.「消費者と向き合う最前線」が僕らの農業
農園で生産した有機野菜は、約150世帯のご家庭と、20軒ほどのレストラン、地元の学校給食に出荷されます。全て直接出荷です。毎日様々な方と連絡を取り合い、電話でお話しし、野菜ボックスを作って送り出します。近隣には直接配達して直に顔を合わせます。野菜の感想はストレートに帰ってきます。美味しかったという評価には天にも昇る喜びがあり、あまりあってほしくないクレームには地獄へ突き落されたような衝撃を受け、問題点を深く考えさせられます。とてもスリリングであり、食べる人の顔を思い浮かべながら生産できることはとても贅沢でもあります。一方で、消費者に直接アピールできる立場は、農業現場の情報をリアルに伝える役目もあります。消費者側の情報は「ニーズ」という名のもと、農業生産者に沢山入ってきますが、農業者側のリアルな情報が十分に届いているとは思えません。そこを担える有機農業者が増えれば、日本農業への消費者の信頼は厚くなり、慣行農業への誤解も減って風評被害などという不幸は減らすことができる、、、かも知れない。
5.結局、「有機農業ってなに?」
それは「全ての存在をつなぎ活かし分かち合う農業」だと考えます。害虫・病原菌・天災・・・自然の力は偉大です。その思いは農業経験を積むほどに自然から色々教わって深くなります。害虫がいてもいい、病気が出たら困るけど、広がらない環境を整える。天気が悪くても作物が負けずに元気な根っこを張れる土を作る。。。僕たちは山の村で有機農業を営んでいるので、山の資源もとことん活かす。地域の生き物の力を借りながら、それぞれの環境で作物が元気に育つシステム、それが有機農業の生産方式です。 そして「つなぐ」ことは人間にも言えること。僕達の経営の根幹は「人のつながり」です。信頼関係といってもいい。僕達は契約世帯やお店一軒一軒の家庭菜園を営んでいる、プライベートファーマーです。他にも地域のつながり、農家同士のつながり、そこには有機や慣行といった垣根も作りません。私たちの有機農業を通じて小さな幸せを多くの方と分かち合いたい。 つまり、「つながる・分かち合う」のは何も人間同士だけではなく、畑の土の中のミミズやミクロの微生物、山の木々と、とある町のとあるご家庭の夕ご飯の団らんがつながり、畑で毎年種を採る作物も含めて全てが今「共に生きている」ということです。それが僕達の有機農業です。 長々と失礼しました。
要は、山間地で有機農業は無理なんてウソウソ。やればできるし楽しいぜ。働きに出るよりずっといいじゃん。なんでみんなやんないのか不思議だな~♪って言ってみたいなと。実証したいなと。子供たちの将来の夢に、地元で農業!があってもいいじゃん!って、本気で思ってます。おバカな農園ですが、良い出会いがあるのを楽しみにしています。
条件などは以下の通りです。 興味がある方はご連絡の上、農園までお越しください。
1. 職務内容 作物の栽培計画・施肥・作付・管理・収穫・調整・出荷・ 片付け・配送など。その他農業経営全般に関わる作業。
2. 給与 150.000円前後/月 試用期間3ヶ月 通勤手当あり・住宅手当あり
3. 勤務地 木の里農園
4. 勤務時間 8:00~17:30 季節によって若干変わります。
5. 休日 完全週休2日制
6. 福利厚生 労災保険 その他検討中
7. 必要な免許等 普通自動車運転免許(マニュアル。オートマ不可)
8. 問い合わせ先 木の里農園 布施大樹 Tel 0294-82-2466
Mail konosato3 @gmail.com
1. 農家で働きたい方。
2. 農業者として将来独立経営を目指す方。
3. おおむね40歳までの明るく健康な方。
4. 言葉よりも行動を尊べる方。
5. 秋以降、複数年働ける方。
6. 男女は問いません。
6. 1~2名募集します。
98年にこの地に就農して、ゆっくりな歩みですが一歩ずつ有機農業の道を進んできました。当初は家族で自立した農業を営むこと、食べ物の自給も含め、この地で循環的な有機農業を営むことが永続的かつ本来あるべき農業の姿だと固く信じていました。しかし、年を重ねるごとに少しずつ村の姿、農業の流れが見えてきて、今は少し違います。まずは簡単に私たちのスタンスをご説明します。
1.「農業じゃ食えないからね~」
10数年前に当時の自治体首長に言われた言葉です。多分一生忘れることはないでしょう。僕は当時自給自足の有機農業=最強だと思っていました。それは間違ってはいない、でも食えない=経済的に厳しいということ。当たり前の話ですが、村の人たちが農業から離れてゆく最大の理由です。自治体の首長がなにを言うか!と、当時はとても腹が立ちましたが、冷静に考えれば厳然たる事実でもあるわけで、そこに気付かせてくれたことに今では感謝しています。そして、ここを乗り越えない限り、有機農業に限らず農業が素敵な仕事になることはないでしょう。なので、経済的にしっかり成り立った有機農業経営を黙々と目指します。
2.「学ぶ場じゃなくて働く場」
少ないながらも独立就農希望者のための農業研修生の受け入れをしてきました。しかし、走っている農業経営の中に「研修」という学びの機会を提供することへの違和感が付いて回りました。モチベーションの差という問題は、そういう環境を作ってこなかった自分たちの責任でもあるのですが、共に同じ方向を向いて走るためには、研修生よりもスタッフのほうがふさわしい。やりがいを感じて一緒に働ける場を共に作りたいです。
3.「お前はもうベテラン。そろそろ新規就農者は卒業しろや」
最近何人かに言われてはっとしました(笑)。でも反省と勉強で何年やってもベテランという実感は得られない、それが農業であり、モノつくりの奥深さだと思います。しかも相手は生き物!はっきり言ってこれほど面白い仕事はないんじゃないでしょうか。振り返ればかなり濃い18年間の蓄積は自分で言うのもなんですが農園の財産。その技術や経験を個人や家族の中にしまい込むのではなく、これからは関わってくれる人たちと共有してゆくことが、僕たちの年代の役割だと考えています。ともに走りながら学び、悩み、喜び合う場としての農園。
4.「消費者と向き合う最前線」が僕らの農業
農園で生産した有機野菜は、約150世帯のご家庭と、20軒ほどのレストラン、地元の学校給食に出荷されます。全て直接出荷です。毎日様々な方と連絡を取り合い、電話でお話しし、野菜ボックスを作って送り出します。近隣には直接配達して直に顔を合わせます。野菜の感想はストレートに帰ってきます。美味しかったという評価には天にも昇る喜びがあり、あまりあってほしくないクレームには地獄へ突き落されたような衝撃を受け、問題点を深く考えさせられます。とてもスリリングであり、食べる人の顔を思い浮かべながら生産できることはとても贅沢でもあります。一方で、消費者に直接アピールできる立場は、農業現場の情報をリアルに伝える役目もあります。消費者側の情報は「ニーズ」という名のもと、農業生産者に沢山入ってきますが、農業者側のリアルな情報が十分に届いているとは思えません。そこを担える有機農業者が増えれば、日本農業への消費者の信頼は厚くなり、慣行農業への誤解も減って風評被害などという不幸は減らすことができる、、、かも知れない。
5.結局、「有機農業ってなに?」
それは「全ての存在をつなぎ活かし分かち合う農業」だと考えます。害虫・病原菌・天災・・・自然の力は偉大です。その思いは農業経験を積むほどに自然から色々教わって深くなります。害虫がいてもいい、病気が出たら困るけど、広がらない環境を整える。天気が悪くても作物が負けずに元気な根っこを張れる土を作る。。。僕たちは山の村で有機農業を営んでいるので、山の資源もとことん活かす。地域の生き物の力を借りながら、それぞれの環境で作物が元気に育つシステム、それが有機農業の生産方式です。 そして「つなぐ」ことは人間にも言えること。僕達の経営の根幹は「人のつながり」です。信頼関係といってもいい。僕達は契約世帯やお店一軒一軒の家庭菜園を営んでいる、プライベートファーマーです。他にも地域のつながり、農家同士のつながり、そこには有機や慣行といった垣根も作りません。私たちの有機農業を通じて小さな幸せを多くの方と分かち合いたい。 つまり、「つながる・分かち合う」のは何も人間同士だけではなく、畑の土の中のミミズやミクロの微生物、山の木々と、とある町のとあるご家庭の夕ご飯の団らんがつながり、畑で毎年種を採る作物も含めて全てが今「共に生きている」ということです。それが僕達の有機農業です。 長々と失礼しました。
要は、山間地で有機農業は無理なんてウソウソ。やればできるし楽しいぜ。働きに出るよりずっといいじゃん。なんでみんなやんないのか不思議だな~♪って言ってみたいなと。実証したいなと。子供たちの将来の夢に、地元で農業!があってもいいじゃん!って、本気で思ってます。おバカな農園ですが、良い出会いがあるのを楽しみにしています。
条件などは以下の通りです。 興味がある方はご連絡の上、農園までお越しください。
1. 職務内容 作物の栽培計画・施肥・作付・管理・収穫・調整・出荷・ 片付け・配送など。その他農業経営全般に関わる作業。
2. 給与 150.000円前後/月 試用期間3ヶ月 通勤手当あり・住宅手当あり
3. 勤務地 木の里農園
4. 勤務時間 8:00~17:30 季節によって若干変わります。
5. 休日 完全週休2日制
6. 福利厚生 労災保険 その他検討中
7. 必要な免許等 普通自動車運転免許(マニュアル。オートマ不可)
8. 問い合わせ先 木の里農園 布施大樹 Tel 0294-82-2466
Mail konosato3 @gmail.com