最近の状況
2016.10.18
ご無沙汰です。
夏を比較的順調に乗り切り、自分としても農家として一皮むけたかなと実感できる充実した仕事をしてきたにも拘らず、厳しい秋を過ごしております(苦笑)
ひとえに9月の極度の日照不足による作物の不調が原因なわけですが、だからと言って自分に責任がないかといえば、そんなこともない。技術的に足りなかった部分が見えてきます。いやまだ解決策が見つかっているわけでもなく、かといって天気に左右される農業という宿命を完全に受け入れたわけでもない。。。日々、明日の出荷物を過不足なくそろえることに、妻と二人で右往左往しながら、自分たちのどこが足りなかったのか、作物や土を見ながら、考えを深めているところです。
とはいえ、こんな年でも10種類前後の野菜類を切らさずに皆様の食卓にお届けできているのは、この夏から秋に充実した仕事ができたからであり、天気に足を引っ張られながらも、やはり努力や作物は裏切らないのだと、ひそかに自分を励ましたりしています。
8/29台風襲来前日の虹。
そもそも有機農法というものは、土作りや自然のシステムを生かす方法であり、本来気候変動や異常気象には強いと言われています。しかし、どんなに優れた技術や土壌があったとしても、その土台には太陽からの日照がある。そこは痛感しました。じゃあ今のうちの野菜供給を支えているものは何か?それはとにかく毎日やみくもに様々な作物の種を播き、植え付けてきたこと。。。。。つまり多品目栽培にあると言えます。リスク分散ですね。
生産効率を無視したこの手法こそが皆さんの日々の食卓を支えているのです(笑)その根底を突き詰めてゆくと、それは「売るために作る」のではなくて、「食べるために作る」という、私たちの永遠のアマチュアリズムがあるのかも知れません。
でも本当はやはりこういう安易な結論じゃなくて、気候変動にも揺るがない、しっかりと作物の成長を支え続けられる農業者でありたいものです。決して偉そうに言える話でもないので、今日はこの辺で。今は冬から春に向けての畑の準備と種まきに追われています。
半年後を見越した作付と(半年後に後悔しない!)、もっと大きな流れの中での土を見つめること。
まだまだ勉強してゆきたいです。
夏を比較的順調に乗り切り、自分としても農家として一皮むけたかなと実感できる充実した仕事をしてきたにも拘らず、厳しい秋を過ごしております(苦笑)
ひとえに9月の極度の日照不足による作物の不調が原因なわけですが、だからと言って自分に責任がないかといえば、そんなこともない。技術的に足りなかった部分が見えてきます。いやまだ解決策が見つかっているわけでもなく、かといって天気に左右される農業という宿命を完全に受け入れたわけでもない。。。日々、明日の出荷物を過不足なくそろえることに、妻と二人で右往左往しながら、自分たちのどこが足りなかったのか、作物や土を見ながら、考えを深めているところです。
とはいえ、こんな年でも10種類前後の野菜類を切らさずに皆様の食卓にお届けできているのは、この夏から秋に充実した仕事ができたからであり、天気に足を引っ張られながらも、やはり努力や作物は裏切らないのだと、ひそかに自分を励ましたりしています。
8/29台風襲来前日の虹。
そもそも有機農法というものは、土作りや自然のシステムを生かす方法であり、本来気候変動や異常気象には強いと言われています。しかし、どんなに優れた技術や土壌があったとしても、その土台には太陽からの日照がある。そこは痛感しました。じゃあ今のうちの野菜供給を支えているものは何か?それはとにかく毎日やみくもに様々な作物の種を播き、植え付けてきたこと。。。。。つまり多品目栽培にあると言えます。リスク分散ですね。
生産効率を無視したこの手法こそが皆さんの日々の食卓を支えているのです(笑)その根底を突き詰めてゆくと、それは「売るために作る」のではなくて、「食べるために作る」という、私たちの永遠のアマチュアリズムがあるのかも知れません。
でも本当はやはりこういう安易な結論じゃなくて、気候変動にも揺るがない、しっかりと作物の成長を支え続けられる農業者でありたいものです。決して偉そうに言える話でもないので、今日はこの辺で。今は冬から春に向けての畑の準備と種まきに追われています。
半年後を見越した作付と(半年後に後悔しない!)、もっと大きな流れの中での土を見つめること。
まだまだ勉強してゆきたいです。