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ホーム » ブログ » 百姓の目線 » 畑が増えました。でも、、

畑が増えました。でも、、

2010.7.24
決して喜べる話ではない。そしてこのような話は続くものだ。
最初は隣のО地区の畑。
炎天下、隣のばあちゃんと競うようにじゃがいも掘りをした夜、電話が鳴った。
「畑をやめるので、作ってほしい」
翌朝、掘り上げたイモの調整をしていると、2軒となりのばあちゃんがやってきて、
「畑、作ってくんねえけ?」
手には研ぎ上げた鎌。草刈をしに来て、そのままうちに来たようだ。
おふたりとも80台半ば。ご主人が働けなくなっている点が共通項だ。
牛を飼い、タバコとそばを作り、百姓一本で生きてきた方々。
自分が働ける限りは頑張ってきたが、今年の猛暑が彼女たちの背中を押したのであろうか、、
しかし意外にさばさばしているようにも見える。このような話はじいちゃんからは決して来ない。
女性のほうが現実を受け入れる逞しさがあるのかもしれない。
これからもこのような話は際限なく舞い込んでくるであろう。それに応えることが出来なければ、私は草薮の中で農業を続けることになるのかもしれない。そうなれば里美のような山間部では鳥獣被害は必至で、生活基盤自体が崩れることを意味する。
一方耕作放棄地を受け入れて規模拡大を図っても、傾斜地で土手の多い農地では一定の面積以上から先はかえって草刈などの負担が重くなり、効率が悪化する。
したがって、山間部では小面積でも成り立つ農業しか成立しないことになる。私は有機農業こそ山間地に適した経営形態だと考えている。しかしこの論法で考察を進めると、一つの字に最低1軒の専業農家がいて、かろうじて地域の農地は守られる。現実にはありえない数字である。行政は集落営農を推進しているが、担い手がいない集落がほとんどの村で普及するとは思えない。
今回О地区の畑は仲間のM氏が借りた。しかし、現状のままではいずれ対応にも限界が来るだろう。
やっぱり農家を増やさなきゃならない。でもそれはとてもムズカシイ。

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