常陸太田市北部（里美地区）とその周辺における放射性物質分析結果の概要

これは農家仲間で行った自主的な分析結果です。

民間の測定機関の御協力を頂いて行っています。食品の証明業務を行っている会社ではないので（測定方法は同じ）、生データは農園の消費者のみの公開とさせていただきます。

このブログでは概要のみご報告いたします。

【サンプル採取日】	5月15日（日）
【採取地点】	里美地区および周辺の9か所
【サンプルの内訳】	土壌9点　野菜5点
【分析結果】	・ヨウ素-131はいずれも検出限界以下。 ・セシウム-134・137の合計値 土壌平均　163Bq/㎏ （min検出限界以下～max474） 野菜はいずれも検出限界以下。

 

要するに、今回里美地区とその周辺で採取した野菜から放射性物質は検出されませんでした。

ちなみに土壌におけるセシウムの基準値は5000Bq/㎏。野菜は500Bq/㎏です。
（この基準値の是非は議論の余地が大いにあるだろうが、、、、、）

農園では今後も定期的にサンプリングをしてデータの収集に努め、農園の消費者に公開して行く予定です。

私たちができるのは、現状を正確に把握して地域でシェアしながら有機農業を続けてゆくこと。
そして消費者に適正な判断材料としてのデータを提供してゆくことです。
（これは本来行政の仕事なんだけどね）

仮に高い値が検出された場合は自主的に出荷を停止することもあり得ます。
逆に、消費者の自主的判断によるキャンセルなども遠慮なくどうぞお寄せください。
それが消費者との信頼関係の上に成り立っている有機農業というものだと思います。